国連の次期事務総長にアントニオ・グテーレス氏任命 [fr]

 フランス大統領府とジャン=マルク・エロー外務・国際開発大臣は10月13日、国際連合の次期事務総長に任命されたアントニオ・グテーレス氏に祝意を表明しました。

フランス大統領府声明(2016年10月13日)

 フランス共和国大統領はアントニオ・グテーレス氏の国際連合事務総長任命を心から祝福します。

 危機、テロ、気候変動問題の緊急性、人道的悲劇に特徴づけられる現在において、世界は国連が強く効果的であるとともに、その創設の大きな目的だった平和、安全、発展、人権保護を中心に団結することをかつてないほど必要としています。

 フランソワ・オランド大統領は、アントニオ・グテーレス氏がこれらの課題に十分に対応できると確信しています。グテーレス氏はポルトガル首相として、国連難民高等弁務官として、その全経歴を通じて、人道主義、基本的価値観を重視する姿勢、針路を定め、指導し、改革する能力を発揮してきた、献身、信念、行動の人です。

 オランド大統領はフランス語の友人が任命されたことも歓迎します。フランス語を完璧に話し、文化多様性を極めて重視するグテーレス氏は、国連におけるフランコフォニーの存続に熱意を示すことが期待されます。

 アントニオ・グテーレス氏は2017年1月1日より、国連憲章の普遍的原則のために極めて責任ある職務を遂行する中で、フランスの全面的支持を期待できます。

ジャン=マルク・エロー外務・国際開発大臣の声明(2016年10月13日)

 国際連合の新事務総長に任命されたアントニオ・グテーレス氏に心から祝意を表します。グテーレス氏はすべての候補者が加盟国と市民社会に対し、各自の国連に関するビジョンを紹介することができた透明性のある選考過程を経て任命されました。

 フランスは極めて混乱した国際情勢において、最も高く評価する特別な経歴を持つ人物が2017年1月1日に国連事務総長に就任することを歓迎します。

 グテーレス氏はとりわけポルトガル首相として、国連難民高等弁務官として広く認められた豊富な経験によって、国連が取り組むべき数多くの課題に立ち向かうことができます。国際の平和と安全に対する重大な脅威に直面する中、人権、人道支援、開発、気候に関する課題の重要性を考慮すれば、グテーレス氏はフランスの全面的支持を期待できます。

 国連のために尽くした潘基文氏の行動にも敬意を表したいと思います。平和のために弛まず尽力されました。とりわけ潘氏が開始した国連改革が続行されることを祈念します。

最終更新日 14/10/2016

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