シリアに関する国連安保理決議にロシアが拒否権行使 [fr]

 フランス大統領府とジャン=マルク・エロー外務・国際開発大臣は、シリアに関する国連安全保障理事会決議案に対するロシアの拒否権行使を受けて声明を発表しました。

フランス大統領府声明(2017年4月12日)

 ロシアはシリアに関する国連安全保障理事会決議案に再び拒否権を行使することを決定しました。この決議案は、イドリブ県における4月4日の化学兵器攻撃の責任を明らかにするため、化学兵器禁止機関(OPCW)と国連による迅速かつ徹底的な調査を可能にすることが目的でした。フランスはこの決議案に関する合意形成のために、ロシアに対しても含めて、全力を尽くしました。ロシアが安保理の多数派に反対することを決めたのは8度目です。

 ロシアは同盟関係にあるアサドを守るため、シリア問題への多国間の取り組みに一貫して反対することで、重い責任を負っています。国際社会がシリアの政治的移行のために結束することによってのみ、この受難の国は平和、安定、主権を回復できます。フランスはこの方向に沿って全力で取り組み続けます。

ジャン=マルク・エロー外務・国際開発大臣(2017年4月12日)

 フランスはアメリカ、イギリスと共同で、4月4日にハーン・シャイフーンで発生した化学兵器攻撃の状況に関する調査に国際社会の支持を表明し、首謀者を特定することをめざす決議を国連安全保障理事会に提出しました。

 この攻撃の容認できない性質にもかかわらず、ロシアはこの決議に拒否権を行使しました。これは理解不能で不当な決定です。この決定は多数の人命を奪うシリア政権の執拗な行為に支持を与え、シリア国民の受難を長引かせます。

 この新たな局面を迎えて、フランスはシリア国民が最大の被害者であるバッシャール・アル=アサド政権による残虐行為の全容解明に向けた決意を強めるのみです。フランスは化学兵器禁止制度とこれを実行するための国際的な仕組みを堅持することも決意しています。

 私は国際社会に対し、自らの責任に向き合うとともに、政治的解決を通して、シリアの悲劇に終止符を打つために必要な決定を下すよう呼びかけます。フランスはあきらめることはありません。

最終更新日 14/04/2017

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