パリ2024、オリンピック・ムーブメントのための信頼できるパートナー [fr]

 パリ2024招致委員会のトニー・エスタンゲ共同会長(元カヌー選手、夏季オリンピック3大会の金メダリスト)の寄稿文。

JPEG

 国際オリンピック委員会(IOC)は6カ月後、2024年オリンピック・パラリンピック競技大会の開催地を発表します。

 世界最大のイベントを開催するこのパートナーの選択は、IOCにとって途方もなく困難な任務です。パリ2024招致委員会は今日、過去の招致キャンペーンで得た経験を糧に、かつてない強い決意と心構えでこのチャレンジに臨んでいます。ピエール・ド・クーベルタン男爵の提唱で始まった近代オリンピックの夏季大会がフランスで最後に開催されてから1世紀後の挑戦です。

 私は幸運にも、とても早い時期にオリンピックを経験できました。それは疑う余地もなく、私のキャリアの道しるべとなりましたし、スタジアムやカヌー場を越えて、さらにパフォーマンスの追求を超えて、私の人格形成の助けとなりました。それは心の糧となり、私が積極的に物事にかかわることに意義を与えてくれました。

 私は最初に観戦したオリンピックで感じた、世界で唯一無二のイベントの普遍性をいまだに覚えています。初めて参加した開会式で感じた、すべての人たちの間の言葉で言い表せない連帯感を覚えています。人生のこの時期に覚えた、努力の味、敬意、向上心を忘れていません。

 今ではIOC委員、パリ2024招致委員会共同会長として、私は日々の活力の源であるこの情熱を、世界中の若者たちと共有したいという思いに支えられています。

 フランスの2024年大会は、町中がオリンピック会場となったパリで、華々しい祭典を開催しながら、世界を迎える唯一無二の機会となります。

 廃兵院からエッフェル塔、グラン・パレ、シャンゼリゼ通りに至るまで、来場者、選手、ボランティア、観客、ジャーナリストなど、このイベントを体験しようと訪れるすべての人のために、私たちは歴史に残る大会、私の人生に刻まれたように、一人ひとりの歴史に残る大会にしたいと思います。私たちは2024年大会を、最も多くの人に開かれた、親しみやすい、お祭り気分にあふれた祭典を世界に提供したいと思います。みんなが一つになる、かつてない瞬間です。

 私は2024年パリ大会がIOCにとって、申し分なく信頼できるパートナーであると確信しています。

 パリ大会はスポーツによる教育、ソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)、健康、ソーシャル・ミックス(社会的混合)の分野に決定的なインパクトを与えることで、祭典と同様にレガシー(遺産)を考える従来の責任ある大会に一大転機をもたらすことができます。

 フランスは大規模イベントの開催に必要な設備とノウハウを持っています。市民社会のすべてのアクターが結束して、この国家級プロジェクトを後方から支援しています。過去4回の立候補経験があるパリとフランスは、かつてないほど強い決意で臨んでいます。私たちは歴史に残る大会を分かち合う準備ができています。

 私たちはIOCとともに、華々しいとともに持続可能な大会の実現に挑みながら、新しい基準をつくり上げます。予算面では制御されたアプローチを、持続可能性の面では社会と環境に関する模範的なガバナンスを導入します。とりわけ2024年パリ大会のモデルは、フランスに大きなレガシーを残すだけでなく、海外にもそっくりそのまま導入可能です。2024年パリ大会は、大会の枠を超えて、より連帯したオリンピズムという新たなページを開きます。そうすることで「スポーツを通してよりよい世界をつくる」というIOCの根本原則を再確認できます。

 私たちは2024年パリ大会で、オリンピック・パラリンピック競技大会が開催都市にとってチャンスになり得ること、オリンピズムが世界中にとってチャンスであることを証明することができます。

 私たちは2024年パリ大会で、オリンピズムが世界各地でインスピレーションを与え続けるために、この素晴らしいイベントに対する各都市の関心を再び高めることに貢献することができます。

 IOCの歴史に残るであろう決定を数カ月後に控えて、私たちは「その後」を見据えて、「他者」に思いを馳せたいと思います。「その後」というのも、大会がスポーツの実践を促進しながら、オリンピズムへの渇望が空前の高まりを見せるフランスと、世界中の人びとのために、新たな活力を生み出すからです。「他者」あるいは「他者たち」というのは、このプロジェクトが理にかなっていて、オリンピック・ムーブメントのために価値を生み出すものであり、より人間的でより連帯した世界に向けて、広く共有されるにふさわしいからです。

関連記事

最終更新日 23/06/2017

このページのトップへ戻る