上智大学の水林章名誉教授がレジオン・ドヌール勲章を受章 [fr]

 フランス文学者で上智大学名誉教授の水林章氏が4月21日、ティエリー・ダナ駐日大使により、レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエに叙されました。

上智大学の水林章名誉教授
上智大学の水林章名誉教授
© 在日フランス大使館
水林章名誉教授とティエリー・ダナ駐日フランス大使
水林章名誉教授とティエリー・ダナ駐日フランス大使
© 在日フランス大使館

 
 上智大学の水林名誉教授は、翻訳家、フランス語で表現する作家として活躍する、卓越した知識人の一人です。

 長年にわたり明治大学、東京外国語大学、上智大学の教壇に立ち、日本の若い世代の教育に携わってきました。

 著名なフランス文学研究者の水林氏は、啓蒙思想の研究を専門としました。フランスの社会史・政治史をめぐる深い知識が、現代に関する鋭い考察の糧となっています。

 翻訳家としては、ダニエル・ぺナック、ロジェ・シャルティエ、ジャン=マリー・アポストリデスなど、フランスの作家や歴史家の著書を日本の読者に広く紹介しました。

 水林氏はフランス語で執筆する作家でもあります。2011年より、18歳で学び始めたフランス語で直接書く道を選びました。これまで『Une langue venue d’ailleurs(よそから来た言語)』(2011年)、『Mélodie : Chronique d’une passion(メロディ:ある情念の系譜)』(2013年)、『Petit éloge de l’errance(彷徨いの賞賛)』(2014年)、近著『Un amour de Mille-Ans(千年の愛)』(2017年3月)の4作を、フランスのガリマール出版社から上梓しました。

 これらの著書では、言語と精神世界の間を行きつ戻りつした作家の経験が、私的かつ客観的な語り口で紹介されています。多くの賞を受賞し、幅広い読者を魅了した水林氏は、日本文化とフランス文化を結ぶ懸け橋として際立った存在となっています。

最終更新日 26/04/2017

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