ル・ドリアン・ヨーロッパ・外務大臣がリビアを訪問 [fr]

 ジャン=イヴ・ル・ドリアン・ヨーロッパ・外務大臣は9月4日、リビアのトリポリ、ミスラタ、ベンガジ、トブルクを訪問しました。今回の訪問は、7月25日のラ・セル=サン=クルー声明を受けて、対話を促進するとともに、ガッサン・サラメ・リビア担当国連事務総長特別代表の調停努力を支援することを目的としました。

 ル・ドリアン大臣はこの趣旨に沿って、ファイズ・シラージュ首相、国家最高評議会のアブドゥルハフマン・スウィフリ議長、トブルクの国民代議院のアグイラ・サーレハ議長、リビア国民軍司令官のハリーファ・ハフタル将軍、ミスラタ市長、シルトを解放に導いた軍事作戦の代表者を含む民間と軍の代表者らと会談しました。

 ル・ドリアン大臣は、国際移住機関と国連難民高等弁務官事務所の代表者ならびにリビア国民合意政府の内務大臣と、リビアの難民情勢について取り上げました。大臣はリビアを訪問する前日、チュニジアのチュニスでガッサン・サラメ特別代表と会談し、国連の調停および特別代表とリビア各派の議論の現状について確認しました。さらにチュニジアのハマイエス・ジヒナウイ外務大臣とも会談しました。同国はリビア危機の最前線に立っています。

 両院の議長を含む、ル・ドリアン大臣のすべての会談相手が、ラ・セル=サン=クルー会合の成果を高く評価しました。シラージュ首相とハフタル司令官は、7月25日の声明に盛り込まれた事項を順守する約束を確認しました。7月25日の会合では、1)リビア全国民を結束させる国民和解プロセスの再開、解決が政治的解決に限られる点を明確化、2)停戦ならびに対テロ対策以外の武力行使の完全放棄、3)必要な修正を加えながら、スキラットのリビア各派間合意の実効性を向上、4)文民統制の下に軍隊を統合ならびに選挙実施など、極めて重要な複数の事項に関する共同声明に至ることができました。

 ル・ドリアン大臣は訪問中、テロ組織と効果的に闘い、不正取引網を壊滅させるとともに、人権を尊重して難民の状況を改善するため、リビア国家の能力強化と国民和解が最重要課題であることを改めて指摘しました。大臣は会談相手に、これらの課題解決を支援するため、フランスが安全保障面、人道面、安定化の分野で協力を継続することを伝えました。

 ル・ドリアン大臣は、リビア安定化基金に新たに100万ドルを拠出するほか、地雷除去と戦傷者再教育の分野で、人道・安定化支援プロジェクトに取り組むことをリビア当局者に告げました。

 フランスはリビアの全当事者に、スキラット合意が定めた2017年12月17日の期限前に当該合意に必要な修正を加えるため、政治対話に全面的に参加し続けるよう呼びかけます。政治プロセスの推進を続行するため、数多くのリビア人当事者を全国に訪ねたガッサン・サラメ特別代表の努力を、フランスは全面的に支持します。

トリポリで国家最高評議会のスウィフリ議長と会談(写真:ヨーロッパ・外務省)
トリポリで国家最高評議会のスウィフリ議長と会談(写真:ヨーロッパ・外務省)
ミスラタで民軍代表団と面会(写真:ヨーロッパ・外務省)
ミスラタで民軍代表団と面会(写真:ヨーロッパ・外務省)
トブルクでリビア国民代議院のアグイラ・サーレハ議長と会談(写真:ヨーロッパ・外務省)
トブルクでリビア国民代議院のアグイラ・サーレハ議長と会談(写真:ヨーロッパ・外務省)
写真:ヨーロッパ・外務省
写真:ヨーロッパ・外務省

 

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最終更新日 17/01/2019

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