ウエスト・フランス紙によるル・ドリアン・ヨーロッパ・外務大臣インタビュー [fr]

 ジャン=イヴ・ル・ドリアン・ヨーロッパ・外務大臣は10月10日、ウエスト・フランス紙のインタビューに応じ、北朝鮮が与える核の脅威について「状況は深刻」だとの認識を示しました。

聞き手:ローラン・マルシャン

記者:北朝鮮、イランなど、核拡散リスクがこれほど大きく見えたことは過去にありませんでした。ノーベル平和賞が核兵器廃絶を訴える団体に授与されたことをどのように思われますか?

大臣:これは集団的な懸念を示唆しています。とりわけ北朝鮮が核の脅威を振りかざしているだけに、理解できます。イラン核問題をめぐる緊張に歯止めをかけた2015年のウィーン合意に逆戻りするリスクもあります。こうしたすべてが不安を生み出しています。それゆえに核拡散を避けるために手を尽くす必要があります。それには北朝鮮に関しては、国際社会の極めて粘り強い、極めて強力な行動が必要です。フランスが核軍縮に全面的に取り組んでいること、具体的な措置によってこの方向に沿った実質的な前進を可能にすべく行動していることも付け加えます。

記者:北朝鮮は核兵器を保有しているのでしょうか?

大臣:今日、北朝鮮は弾道ミサイルと核の能力を保有していますが、ミサイルにより運搬される核兵器はまだ保有していません。これら2つの能力の組み合わせはまだありません。たとえ先般の北朝鮮の核実験が広島型の10倍であるとしてもです。核拡散、それは核戦争のリスクです。核不拡散条約の維持、それはこのリスクの大幅な低減です。それゆえに核兵器の獲得を試みる国に対する圧力は強力でなければなりません。国連安全保障理事会はこの問題について全員一致しています。朝鮮半島全体の非核化に達する必要があります。それは北朝鮮を交渉のテーブルに導く必要があることを意味します。すでに1994年、金正恩の父親との間でありました。

記者:それができるのはだれですか? 中国ですか?

大臣:国連の全加盟国が行動しなければなりません。諸決議を採択した安保理理事国、わけてもフランスを含む常任理事国がそれをできますし、しなければなりません。というのも常任理事国は、国際の平和と安全の維持において、特別な責任を担っているからです。

記者:平壌の技術的進歩を、西洋諸国のレーダーは見落としたのでしょうか?

大臣:いいえ、しかし進歩の速度が急速でした。プロセスの続行を放置すれば、金正恩は数カ月で、はるかに強力な行動手段を手にするでしょう。襲うためにこの能力を使用しかねない、徹底した挑発者です。それに伴って地域の戦略バランスを覆すだけでなく、アメリカやヨーロッパにとっても脅威となりかねません。危険です。状況は深刻です。

記者:大臣は8月、中国が行動を起こす必要があると述べました。中国は行動を起こしているでしょうか?

大臣:そう思います。中国は態度を硬化させました。今日、目標はまさに交渉を開始することです。私たちは最もハイレベルも含めて、中国当局者と話し合っています。エマニュエル・マクロン大統領がこの問題について習近平国家主席と協議しました。

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最終更新日 11/10/2017

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