ワン・プラネット・サミットに関する5つのQ&A [fr]

 ワン・プラネット・サミットと国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)の違い、参加者、例示的プロジェクトの選考など、本サミットに関する5つの質問と回答です。

Q:ワン・プラネット・サミットと国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)の違いは?
A:サミットは「第2のCOP」ではなく、COPと競争しようというのではありません。これは補完的な取り組みです。COPは国連の外交的枠組みで国家間交渉を行う場です。ワン・プラネット・サミットはCOPに取って代わるのではなく、COPを補完し、強化します。パリ協定採択記念日の12月12日に、この協定の不可逆性とますます拡大する支持のダイナミズムを際立たせることが重要です。

Q:このサミットは、とりわけ気候変動に関する交渉プロセスにおいて、その他の重要日程とどのような関連があるのでしょうか?
A:「ワン・プラネット・サミット」は国際的なダイナミズムの一環を成します。別個に考えるのではなく、そのほかの大規模な国際会議を視野に入れながら評価されるべきです。例えばドイツのボンで最近開催されたCOP23や、アメリカ・カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事の主導で2018年9月に同州で開催される「グローバル気候行動サミット」、国連事務総局が2019年に開催する会議などが挙げられます。ワン・プラネット・サミットの目標は、気候変動対策に向けた総力結集を最も高い政治レベルで維持することです。

Q:参加者は?
A:ワン・プラネット・サミットは国家間の首脳会議ではありません。気候変動対策に取り組むさまざまなアクターが一堂に会します。本サミットは国にも市民社会の代表者にも、公平に意見を表明する機会を与えるよう提案しています。

Q:資金調達を集中的に取り上げる理由は?
A:それが「原動力」だからです。グリーンファイナンスの発展はパリ協定の柱の一つでした。パリ協定の目標の一つであることに加えて、すべての行動の基盤であり、具体的なプロジェクトの実現性を確保するものです。気候変動に最も苦しんでいる国に対して私たちの連帯を示し、気温上昇1.5度または2度未満への道を歩むため、数十億を低炭素投資に振り向ける必要があります。さらに気候行動の一環として、市民に有益な変革を起こすプロジェクトと結びつけながら、資金供給に一つの「方向性」を与える手段でもあります。

Q:例示的プロジェクトがサミットで発表されます。どのようなプロジェクトで、どのように選考されたのでしょうか?
A:これらのプロジェクトは、実地で機能し、再現性のある具体的な解決策を紹介することを目的としています。あらゆる地理的な側面はもとより、最小規模から最大規模まで、多種多様なアクターや資金調達を代表しています。サミットのすべてのパートナーが、質と多様性を基準に最も模範的なプロジェクトを提案しました。

最終更新日 13/12/2017

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