シリア・東グータ情勢 [fr]

 フランスのヨーロッパ・外務省報道官は12月15日、シリアの東グータ情勢に関する談話を発表し、記者の質問に答えました。

 フランスは東グータにおけるシリア国民の耐え難い状況を糾弾します。バッシャール・アル=アサド政権軍によって包囲された東グータは、アスタナ・プロセスの枠組みで設定された段階的対立緩和地帯の一つになるとみなされます。

 シリアのアサド政権は約束に反して激しい爆撃を行い、ここ数週間に数百人の民間人犠牲者を出しました。地域住民40万人のための人道支援アクセスが遮断され、子ども137人を含む500人近い民間人の緊急医療搬送が拒絶されています。

 アスタナ・プロセスの保証国であり、アサド政権の同盟国であるロシアとイランが、同政権の爆撃を停止させるとともに、人道支援が安全かつ完全、妨害されることなく、それを必要とする人に届くように措置を講じることが急務です。フランスは医療要員・人道支援要員の紛争地へのアクセスが絶対的に必要であることを力を込めて訴えます。アサド政権は人道支援アクセスを拒絶することで、とりわけ攻囲戦を戦争の武器として使用することで、自ら大量殺人の責任を負っています。私たちは紛争勃発以来の苦痛に加えて、栄養不良にも苦しむ子どもたちに対し、深刻な懸念を表明します。

 フランスは人道支援がシリア全土で、すべての人に届くよう尽力し続けます。とりわけ国境を越えた人道支援を可能にした国連安全保障理事会決議第2165号の更新に向けて行動します。

記者:特使によって完全な失敗と確認されたことを受けて、シリアに関するジュネーヴ・プロセスをどう評価しますか? このプロセスや特使、後見役の無力さを示しているのでは?

報道官:フランスは、ジュネーヴ声明と国連安全保障理事会決議第2254号に基づき、国際社会が承認した唯一の枠組みである国連を後ろ盾として、両当事者が協議を通じて受け入れた政治的解決に代わるものはないことを改めて指摘します。フランスはこの点について、スタファン・デ・ミストゥーラ・シリア担当国連事務総長特使の努力への支持を重ねて表明します。

 私たちは11月28日以来、議論への参加を拒否している政権側の態度を遺憾に思います。シリアが平和を回復し、難民の帰還を可能にし、テロを根絶するために直面する課題の大きさに比べて、これは無責任な妨害戦略です。

 戦争は間もなく7年になりますが、紛争の被害状況は悪化の一途をたどっています。政権側は交渉における進展の欠如の責任を負っています。私たちは逆に、国連が強調したように、ジュネーヴに出席した反体制派の統一組織の建設的な態度を指摘します。

最終更新日 19/12/2017

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