マクロン大統領とパレスチナ自治政府のアッバース大統領が共同記者会見 [fr]

 エマニュエル・マクロン大統領は2017年12月22日、パリの大統領府で、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領と会談後、共同記者会見を行いました。

エマニュエル・マクロン大統領の発言(2017年12月22日)

 
 皆さま、

 パレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領と先ほど会談しました。前回の会談は数カ月前、7月5日にパリで行われました。もちろん私たちは、特にここ数週間、数多くの電話会談を行いました。

 アッバース大統領のパリ訪問に対し、また深刻な状況において、私が数日前にヨルダンのアブドッラー2世国王と意見を交換した後に行った、この極めて実り多い意見交換に対して心から感謝の意を表します。

 イスラエル・パレスチナ問題が無論、私たちの意見交換の中心でした。私はアッバース大統領に、アメリカ大統領が下したエルサレムに関する決定に賛成していないことを改めて伝えました。私はここで、国際法と政治的プロセスの再開を重視する立場と、イスラエル人とパレスチナ人の間の安定に不可欠である公平で持続的な平和の構築という目標を改めて明確に表明します。

 この平和は、両当事者間の交渉によってしか存在し得ません。私たちは交渉環境を整えたり、交渉の実現を手助けすることはできますが、交渉当事者に取って代わることはできません。

 私はこの点について、極めて明確でありたいと思います。2国家解決の代案はありません。エルサレムに関する当事者間の合意がなければ、2国家解決はありません。

 アラブ連盟、イスラム協力機構、国連安全保障理事会、国連総会の各会合でここ数週間に見られたように、パレスチナ人の熱望は国際社会に常に強い反響を呼びます。

 パレスチナは孤立していません。私たちはパレスチナが確定され、承認された国境線の中で、エルサレムを両国の首都として、イスラエルと安全に共存できるように努力しています。

 私は今日、デモが続いていることを知っています。アッバース大統領の沈静化に向けた積極的関与に感謝したいと思います。大統領は当初から大いなる責任感を発揮し、冷静な対応を呼びかけました。フランスは発生源がどこであれ、すべての暴力を容認しないと同時に、自制を呼びかけます。

 フランスはパレスチナの友好国です。私たちはここ数週間、ニューヨーク、ブリュッセル、イスタンブールでそうであったように、今後数週間もイスラエルとの対話と建設的な作業を継続することを希望しつつ、パレスチナの側に立ち続けます。

 イスラエルの首相が数日前に訪仏した際に、私は交渉再開に貢献するために勇気ある態度を示すよう求めました。地域の安定と安全、パレスチナの地位とパレスチナ人の安全、イスラエル人のための安全をすべて同時に重視することがフランスの役割だと考えています。

 私は確かにイスラエルの首相に交渉再開に貢献するよう求めました。私は首相にこの場で公に、パレスチナの主権に向けた展望をむしばむ入植活動の停止と、信頼できる政治的展望を保つよう求めました。

 この政治的展望は、アッバース大統領が願っている、現在進行中のパレスチナ和解プロセスによっても開かれます。私たちは大統領と、これについて取り上げました。私はこのプロセスを極めて重視し、大統領が全力を注いでいることも承知しています。フランスはハマスとファタハのカイロ合意と、それを受けて進められた努力を歓迎しました。パレスチナ自治政府がガザ地区に実質的に戻ることができるように、さらに努力が継続されなければなりません。

 この平和に向けた積極的関与は、私たちがこれから迎える時期において極めて重要です。私はここで、特に神聖な場所において、重要な宗教祭典の開催が予定される時期に、冷静な対応とすべての人の責任ある態度を改めて呼びかけます。

 この平和と責任の呼びかけは、持続的な安定を可能にする政治的解決が手の届く範囲にあるという希望を、だれもが持ち続けられるようにするという私たちの意思でもあります。

 イスラエル・パレスチナ問題全体について、フランスとヨーロッパ連合(EU)は、各当事者が交渉で公平かつバランスのとれた解決への道を歩むよう全力で支援し続けます。

 アッバース大統領は1月22日、ブリュッセルを訪問します。この機会にEUとパレスチナ自治政府は、最近の進展を踏まえて関係を深化することができます。

 2018年、2者間の日程も密度の濃いものになります。私はとりわけ和平プロセスをめぐる意見交換を続けるため、パレスチナとイスラエルの現地を訪問します。

 エドゥアール・フィリップ首相も第2回政府間セミナーを進めるため、この地域を訪問します。この機会にフランスとパレスチナは、支援と友好の絆を強化します。

 ありがとうございました。アッバース大統領の来訪と積極的関与に改めて感謝申し上げます。

最終更新日 17/01/2019

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