マクロン大統領が中国・大明宮で演説 [fr]

 エマニュエル・マクロン大統領は1月8日、中国を訪問中、大明宮国家遺址公園で演説を行いました。

演説の一部抜粋-北朝鮮問題に関する発言

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 私たちが生きている世界の均衡は、私たちが経験した最悪の紛争の一つ、とりわけヨーロッパの中心が残虐行為に襲われた紛争の終結後、今から70余年前に構想されました。私たちは国際法によってグローバル化を構造化しました。中国は私たちと同じように、国連安全保障理事会常任理事国として、これらの構造の中心にいます。それと同時に、中国には疎外されたという感情、「この戦後秩序は西洋秩序であり、自分たちに完全には向いていない」と思いかねない感情が時としてあることも承知しています。

 これらの西洋大国は時としておそらく、こうした感情を助長させる原因となったのかもしれません。私たちは今日、現代世界秩序の危機を迎えています。というのも、この秩序が権威主義勢力の出現によって脆弱化しているからであり、核拡散の再開でその様相が一変しているからであり、現代資本主義が自らの行き過ぎについていけない状態となり、私たちが置かれる気候的不平等をはじめ、先に述べた社会的不平等を生み出しているからです。

 私たちが今日、気候変動、核拡散、テロとの戦いを語るとき、この世界の大混乱のいくつかの前兆は、世界の均衡を常に考えてきた両大国が手を携えて取り組むことを余儀なくさせています。気候変動については、すでに取り上げました。核拡散について、私に一言述べさせてください。というのも北朝鮮問題があるからで、今日皆さまの前に来て、この問題に触れずにいることはできないからです。

 北朝鮮の場合は、2つの選択肢しかありません。1つは私たちが分裂して、北朝鮮が挑発行為を続け、私たちの権威に立ち向かい、世界の安全を脅かす状態を許すことです。そうなれば差し迫った危険だけでなく、核拡散防止の構造全体が瓦解することになります。もう1つは、北朝鮮政権が交渉のテーブルに真剣に戻るように、私たちが協調して平壌に圧力をかけることです。そうなれば、集団安全保障という概念自体に、まだ信頼性があることを立証することになります。

 フランスは選択を行いました。私はこの場を借りて、国連安保理により決定された制裁の履行における中国の責任ある行動に敬意を表します。私は北朝鮮に対して強い影響力を持つ中国に大いに期待しています。中国が対話再開の手段や方法を推し進めるため、私たちに大いに期待していることも承知しています。私にはその用意がありますし、集団安全保障を堅持し、理性を取り戻させるため、均衡と対話の精神で、私たちがこの問題に手を携えて取り組めることを願っています。

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最終更新日 10/01/2018

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