フランス・ウクライナ外相会談 [fr]

 ジャン=イヴ・ル・ドリアン・ヨーロッパ・外務大臣は2月5日、ウクライナのパウロ・クリムキン外務大臣とパリで会談しました。今回の会談では、2国間関係の深化の展望を探るとともに、ウクライナの改革プロセスの現状について確認したほか、紛争に政治的解決をもたらす唯一の道であるミンスク合意の履行に向けた両国の努力を再確認しました。

ジャン=イヴ・ル・ドリアン・ヨーロッパ・外務大臣と、ウクライナのパウロ・クリムキン外務大臣
ジャン=イヴ・ル・ドリアン・ヨーロッパ・外務大臣と、ウクライナのパウロ・クリムキン外務大臣
© F. de La Mure/MEAE
ウクライナのパウロ・クリムキン外務大臣と、ジャン=イヴ・ル・ドリアン・ヨーロッパ・外務大臣
ウクライナのパウロ・クリムキン外務大臣と、ジャン=イヴ・ル・ドリアン・ヨーロッパ・外務大臣
© F. de La Mure/MEAE

 
 ル・ドリアン大臣は、改革プロセスについて、ウクライナが東部国境で経験している困難な安全保障状況にもかかわらず、ヨーロッパの統治規格に近づくために大規模な変革作業を進めたことを歓迎しました。最近のビザ制度の自由化や深化した自由貿易協定の発効は、ウクライナに対する私たちの歩み寄りと連帯の顕著な表れです。さらに銀行部門の健全化、エネルギー部門の改革、汚職防止の法的・制度的措置の導入など、数多くの前進が達成されました。フランスはヨーロッパとG7のパートナー諸国とともに、これらの改革でウクライナを支持し、改革の実行を全面的に支援しています。汚職対策はとりわけ機能的で独立した反汚職裁判所の設置とともに、すべての努力を集中して注ぐべき優先課題です。

 加えて、両大臣は両国間の協力プロジェクトを歓迎しました。ウクライナには多くのフランス企業が進出し、ほかにも数多くの企業が進出を計画しています。再生可能エネルギーや持続可能な都市開発の分野では大規模プロジェクトが存在します。いずれも強固で持続的な協力関係を支える将来的な柱です。フランスは市民社会や若者の交流で前進することを望んでいます。そうしたことから、ウクライナが大学の2018-2019年度を、ウクライナにおけるフランス語年にするという決定は、両国間の人的つながりの強化に寄与するものと期待されます。

 ル・ドリアン、クリムキン両大臣は、ウクライナ東部情勢についても取り上げました。フランスは国際的に認められた国境内におけるウクライナの主権を重視し、クリミア半島の違法な併合を認めません。危機が続くウクライナ東部では、犠牲者が毎週出ているほか、住民が困難な生活条件に苦しんでいます。ドイツとともに調停役を務めるフランスは、ロシアに対し、とりわけ安全保障分野でミンスク合意を履行するよう呼びかける一方、ウクライナには同国に関係する措置の履行の続行を期待します。私たちの一貫した目標は、危機の包括的な政治解決、停戦の完全順守を前提とする安全保障状況の改善、接触線の両側間の社会的・経済的つながりの回復です。

最終更新日 06/02/2018

このページのトップへ戻る