「ルドン-秘密の花園」展 [fr]

  「ルドン-秘密の花園」展が2月8日(木)から5月20日(日)まで、東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催されます。本展ではフランスの画家、オディロン・ルドンが植物や花をモチーフに描いた作品に焦点を当てます。

「ルドン-秘密の花園」展
「ルドン-秘密の花園」展
『ゴヤ頌』 II. 沼の花、悲しげな人間の顔 1885年
『ゴヤ頌』 II. 沼の花、悲しげな人間の顔
1885年
©三菱一号館美術館 (Mitsubishi Ichigokan Museum, Tokyo)
『ゴヤ頌』 II. 沼の花、悲しげな人間の顔 1885年
『ゴヤ頌』 II. 沼の花、悲しげな人間の顔
1885年
©三菱一号館美術館 (Mitsubishi Ichigokan Museum, Tokyo)
『グラン・ブーケ(大きな花束)』 1901年
『グラン・ブーケ(大きな花束)』
1901年
©三菱一号館美術館 (Mitsubishi Ichigokan Museum, Tokyo)

 
 オディロン・ルドン(1840-1916)は、印象派の画家と同時代の芸術家です。時として「象徴主義」とも形容される特異な画家で、その謎めいた絵は曖昧模糊とした夢想の世界の探求であり、そこに描かれた夢のような動植物は見る者を魅了してやみません。彼の作品には、木炭素描、リトグラフ、油彩画、パステル画に加えて、装飾画も含まれます。

 三菱一号館美術館が所蔵する『グラン・ブーケ(大きな花束)』は、そうした装飾画に属します。これはロベール・ド・ドムシー男爵が1897年、ブルゴーニュ地方にある城館の食堂の壁を飾るために注文した一連の壁画のうちの1点です。ルドンは1年以上かけて、植物をモチーフに描いた全16点を完成させました。本展は、この中心的な作品『グラン・ブーケ』とともに、普段はオルセー美術館に収蔵されている15点を一堂に展示する最初の機会となります。

 ルドンは装飾画以外でも、この種のモチーフを描いていました。彼は若いころから、師コローの助言である「毎年同じ場所に行って、同じ木を描くこと」を守っていました。これが後に、連作『樹の肖像』の誕生につながりました。

 ルドンの絵画には、こうした自然の緻密な観察と並行して、地上の世界と水中の世界の間、夢と現実の間をさまよう不思議な存在が登場します。この目に見えないもの、彼自身が言う「曖昧で漠とした」ものの力が、神秘的で不思議な重みを作品に与えています。

開催概要

会場:三菱一号館美術館
会期:2018年2月8日(木)~5月20日(日)
詳細:「ルドン-秘密の花園」展
 

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ピエール・コリオ文化参事官が開会式であいさつ

最終更新日 16/02/2018

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