ジュルナル・デュ・ディマンシュ紙によるル・ドリアン・ヨーロッパ・外務大臣インタビュー [fr]

 ジャン=イヴ・ル・ドリアン・ヨーロッパ・外務大臣のインタビュー記事が、4月15日付ジュルナル・デュ・ディマンシュ紙に掲載されました。

聞き手:フランソワ・クレマンソー

記者:アメリカ、フランス、イギリスがシリアで実施した攻撃は、シリアに残っていた化学兵器関連施設を無力化する目標を達成したのですか?

大臣:これらの攻撃は限定的で、適切な規模でした。攻撃は正当なものです。シリア政府の違法な化学兵器関連施設だけを狙いました。標的は共同合意によって選ばれました。ロシアについては、ウラジーミル・プーチン大統領が2017年5月にヴェルサイユでエマニュエル・マクロン大統領と会談した翌日、後者がレッドラインを決めたとき、「私は同意する。化学兵器を使用したすべての勢力に対し、国際社会が共通政策を確立し、化学兵器使用を不可能にする対応策を講じなければならない、それに尽きる」と述べたことを、ここで改めて申し上げます。これはウラジーミル・プーチン大統領の言葉です。

記者:シリアの化学兵器関連施設への報復措置に対する日曜日以来のロシアの反発をどのように分析されますか?

大臣:ロシアによるバッシャール・アル=アサドの保護と擁護は正当化できません。アサドにより繰り広げられる暴力は、もはや際限がなくなっています。ロシアがなぜここまで守るのか私には説明できません。これまでたびたび確認された現実の否認を思わせます。すでに2013年、次いで2017年にハーン・シャイフーンで、ロシア人はシリア政府による化学兵器使用があったことを否定しました。当時、国連安全保障理事会により設置された化学兵器使用に関する合同調査メカニズムが、シリア政府の責任であることをすでに確認しました。ロシアが昨秋、このメカニズムの任期更新に反対票を投じたのも偶然ではありません。私たちが今週、これに匹敵するメカニズムの設置を提案したとき、安保理で賛成12票に対し、1国が拒否権を行使しました。それはロシアです。

記者:こうした態度に直面しながら、なぜロシアとの対話を維持しようとするのですか?

大臣:マクロン大統領は化学兵器使用とシリアに対するフランスの立場を決めました。シリアの施設への軍事攻撃後、私たちは力を合わせて、危機の終結を可能にする政治的プロセスをシリアで促進すべきだということを、ロシアが理解するよう今は期待する必要があります。フランスはそれを実現するために努力する用意があります。ただし今日、このプロセスを阻んでいるのは、バッシャール・アル=アサド本人です。彼に圧力をかけるべきはロシアです。まずは停戦から始める必要があります。今度は、安保理決議が求めるように、本当に順守されなければなりません。

記者:攻撃に続くこの段階を、正確にはどのように考えていますか?

大臣:化学兵器については、シリアの化学兵器と化学兵器関連施設の廃棄を続け、化学兵器の全廃が化学兵器禁止機関(OPCW)執行理事会によって確認される必要があります。これは2013年8月の事件後に、ロシアも賛成票を投じて採択された安保理決議第2118号に沿ったものです。次に、これもロシアが賛成した決議第2401号で規定されているように、停戦によって人道支援を再開できるようにする必要があります。最後に、新憲法の採択と自由選挙の実施を盛り込んだ決議第2254号により定められた政治的プロセスに戻る必要があります。

 「ロシアによるバッシャール・アル=アサドの保護と擁護は正当化できません」

記者:シリア政府は東グータ地区を完全に奪還しましたが、戦争の次の段階はイドリブで展開されると予告しています。包囲戦と突撃で多数の人命が奪われるという同じシナリオを目の当たりにしようとしているのではないですか?

大臣:イドリブには現在200万人の住民がいます。そのうち何十万人というシリア人が政府により奪還された反体制派の町から避難しました。新たな人道的惨事が起こる恐れがあります。イドリブの運命は、民兵の武装解除を伴う政治的プロセスの枠組みの中で決められなければなりません。私たちの支援によってダーイシュ(「イスラム国」)から解放された北東部の情勢も注意深く見守り続けます。ここで改めて申し上げますが、私たちの主な敵は依然としてダーイシュならびにその他のテロ組織です。これらの組織はこの時期に乗じて、シリア東部で再構成を図っています。

記者:イスラエルが月曜日、シリアにあるイランの基地を空爆しましたが、今後もイスラエルに現地のイランの軍事的プレゼンスへの対処を任せるのですか?

大臣:私たちの戦略では、政治的プロセスの再開はシリアならびに地域のすべてのアクターが参加することを前提とします。私たちはスモールグループ(アメリカ、イギリス、フランス、サウジアラビア、ヨルダン)のパートナー諸国と話し合いますが、シリアにおけるイランの軍事的プレゼンスが、シリアの国境外の紛争勃発につながらないように、あらゆる手を尽くす必要があります。私は月曜日、ヨーロッパ連合(EU)外相理事会で、支援を必要とするシリア人にそれを提供しながら、彼らの側に立ち続けることを求めます。

記者:化学兵器関連施設を破壊するためのシリアへの空爆は、ドナルド・トランプ大統領が5月12日にイラン核合意を維持するか否かを決定する時期に重なります。この空爆によって状況が変化する可能性があると思いますか?

大臣:ウィーン合意は不拡散対策における大きな成果だとフランスは考えています。イランの核兵器獲得を阻止する保証として、従って地域の核拡散リスクを抑える保証として堅持することが絶対的に必要です。化学兵器や核兵器の不拡散を国際レベルで保証するものすべてが、最大限の警戒心をもって遵守されなければなりません。だからこそアメリカを説得するために対話を続ける必要があるのです。とはいえ、イランに周辺国に対して攻撃的な弾道ミサイル計画を続行させないようにする、イエメンからレバノンまで、地域全体に及ぶ覇権主義的緊張を抑えるという私たちの決意に変わりはありません。

記者:核拡散は、南北首脳会談を12日後に控えた北朝鮮問題の核心でもあります。

大臣:金委員長と文大統領の関係の雪解けは、ポジティブなもののようです。制裁と国際的な圧力が最後には成果を出すことを示しています。目標は非核化された朝鮮半島に行き着くことです。いずれにせよ、シリアからイラン、北朝鮮に至るまで、集団的安全保障が不拡散合意の遵守という段階を経ることがよく分かります。

ル・ジュルナル・デュ・ディマンシュ紙(2018年4月15日)

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最終更新日 20/04/2018

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