東京理科大学の山名善之教授が芸術文化勲章を受章 [fr]

 東京理科大学の山名善之教授が5月10日、ローラン・ピック駐日フランス大使により芸術文化勲章シュヴァリエに叙されました。

ローラン・ピック大使から勲章を伝達される山名善之教授
ローラン・ピック大使から勲章を伝達される山名善之教授
© 在日フランス大使館
山名善之・東京理科大学教授とローラン・ピック駐日フランス大使
山名善之・東京理科大学教授とローラン・ピック駐日フランス大使
© 在日フランス大使館
東京理科大学の山名善之教授
東京理科大学の山名善之教授
© 在日フランス大使館
東京理科大学の北村春幸副学長
東京理科大学の北村春幸副学長
© 在日フランス大使館

 
 東京理科大学教授で建築家の山名善之氏は、研究教育活動を通して、日本やアジアにおけるフランス近代建築の普及に大きく貢献しました。山名氏は日本の建築家でル・コルビュジエに師事した坂倉準三の作品の著名な専門家です。坂倉順三は1950年代と60年代に、現在のアンスティチュ・フランセ東京の建物を設計しました。フランス芸術文化勲章は、芸術・文学分野の創作活動で卓越した功績を挙げた人、フランスおよび世界における芸術・文学の発展に際立った貢献をした人を顕彰するものです。

 ローラン・ピック駐日フランス大使は叙勲式のあいさつで、山名氏が学歴を見ても分かるようにフランスと変わらぬ関係を維持していることを強調しました。山名氏は東京理科大学を卒業後、国立パリ=ベルヴィル建築大学に入学、次いでパリ第1パンテオン=ソルボンヌ大学でフレデリック・サイツ教授の指導のもと、美術史学の博士号を取得しました。次いで国立ナント建築大学、フランス国立公文書館、フランス建築研究所の教壇に立った後、2002年に母校の東京理科大学の教員に就任し、現在に至っています。

 ル・コルビュジエ研究の第一人者である山名氏は、とりわけ坂倉準三のような著名建築家を通して、ル・コルビュジエ作品が日本とアジアの近代建築の出現に果たした重要な役割を、多数の著書で明らかにしています。さらに国有文化財の保護に熱心に取り組んだほか、「国立近現代建築資料館」や国立西洋美術館研究資料センターの運営に協力しています。加えて数多くの展覧会の監修者も務めています。中でも第15ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館、2017年にパリ日本文化会館で開催された「坂倉準三:人間のための建築」展などが挙げられます。

最終更新日 16/05/2018

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