第6回「後藤喜代子・ポールブルダリ科学賞」授賞式 [fr]

 今年で6回目を迎える「後藤喜代子・ポールブルダリ科学賞」授賞式が5月15 日、東京・港区のフランス大使公邸で行われました。

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がんで亡くなった妻をしのんで設立された「後藤喜代子・ポールブルダリ癌基金協会」

 フランス人のポール・ブルダリ氏は2007年3月、66歳だった妻の後藤喜代子氏を肺がんで亡くし、2012年3月に公益財団法人「後藤喜代子・ポールブルダリ癌基金協会」を設立しました。

 同財団は設立以来6年にわたって、がん撲滅に取り組んできました。日仏の専門家で構成される同財団諮問委員会は、とりわけ肺がんをはじめ、がんの撲滅に貢献する研究業績を挙げた日本人研究者を毎年顕彰しています。

2018 年は日本人研究者3人が受賞

 6回目となる授賞式では、3人に賞が授与されました。科学賞は大阪国際がんセンターの田淵貴大博士に贈られました。田淵博士は1985年から2004年まで患者約3万人を対象に行った研究で、がん患者が喫煙を続けた場合、二次がんの発症リスクが大幅に上昇することを明らかにしました。研究は一次がんの発症後に禁煙した場合、このリスクが減少することも示しています。

 特別賞は今年、2人の若手研究者に贈られました。1人は日本学術振興会特別研究員の久保田晋平博士、もう1人は東京大学大学院医学系研究科病因・病理学専攻の高橋恵生博士です。2人はマウス個体の全身・全臓器に存在するがん微小転移を、1細胞レベルの解像度でリアルタイムに解析する技術を開発しました。

 授賞式はローラン・ピック駐日フランス大使の出席の下、フランス大使公邸で開催されました。これに先立って、3人の受賞者による記者会見が行われました。

 後藤喜代子・ポールブルダリ癌基金協会は今年、日仏の腫瘍学研究者5人の視察に助成を行いました。

  • 「エクスプロラシオン・ジャポン」プログラムに採用されたフランス人研究者2人
  • 新設の「エクスプロラシオン・フランス」プログラムに採用された日本人研究者3人

 これらの渡航費助成プログラムは在日フランス大使館が創設、運営しています。

最終更新日 28/05/2018

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