フランスがインド太平洋防衛政策を発表 [fr]

 フロランス・パルリ軍事大臣は2018年6月、シンガポールで開催されたアジア安全保障会議(シャングリラ対話)で、フランスのインド太平洋防衛戦略に関する参考資料最新版を発表しました。

インド太平洋防衛戦略に関する参考資料2018年版(英語)をダウンロード - JPEG

PDF - 5.8 Mb
インド太平洋防衛戦略に関する参考資料2018年版(日本語)
(PDF - 5.8 Mb)
PDF - 5.8 Mb
インド太平洋防衛戦略に関する参考資料2018年版(英語)
(PDF - 5.8 Mb)

 フランスのフロランス・パルリ軍事大臣は2018年6月、イギリスの国際戦略研究所(IISS)の主催によりシンガポールで開催された第17回アジア安全保障会議(シャングリラ対話)で、フランスのインド太平洋防衛政策に関する参考資料の最新版「フランスとインド太平洋における安全保障」を各国の防衛大臣に紹介しました。2018年版は地域諸国との有益な相互依存関係と、共通安全保障のための共同行動を長期的に発展させるフランスの力強い取り組みを示しています。

 インド太平洋に海外領土を有するフランスは、極めて積極的に関与しているこの地域で、安全と安定の両面で重要な役割を果たしています。フランスは国連安全保障理事会常任理事国として、そして特に住民150万人以上が暮らす海外領土と900万平方キロメートルの排他的経済水域(ZEE)を有するアジア太平洋地域沿岸国として、安全保障に積極的に取り組む姿勢を改めて明確に示します。フランスはインド洋南部にマイヨット島、ラ・レユニオン島、エパルス諸島、フランス領南方・南極地域を有するほか、太平洋にもヌーヴェル=カレドニー(ニューカレドニア)、ワリス・エ・フトゥナ、仏領ポリネシア、クリッパートンを有します。フランス軍部隊が海外領土に駐留し、インド洋と太平洋に常駐配備されていることで、ヨーロッパ諸国の中でも卓越したプレゼンスを確保、パートナー諸国の側に立って地域の安定に貢献しています。

 南シナ海の緊張に直面する中、文民・軍事両面で第一級の海洋大国であるフランスは、航行と上空飛行の自由の原則を主張するとともに、海域の安全保障に貢献し、国連海洋法条約の一様な適用を促進し続けます。フランスはこの海域の主権問題で特定の立場を取らず、すべての当事者に対して対立の平和的解決を呼びかけます。フランスは自国の艦艇がこの地域を通過する際、ヨーロッパのオブザーバーを乗船させ、この海域の課題の重要性に対する彼らの関心を高める努力もしました。

 この参考資料2018年版は、環境安全保障と共有空間を強調しています。気候変動による減速効果は、アジア太平洋地域に直接かかわる問題です。フランスは地域のパートナー諸国と協力しながら、この分野における努力を継続し、強化します。フランスはインド太平洋地域で発生しているリスクや脅威を認識し、安全保障面での地域協力を努力の大きな柱の一つにしています。フランスはアジア太平洋諸国の多くの国と緊密な関係を結び、その中の数カ国の安全保障に防衛協力によって寄与しています。フランスは積極的なプレゼンス、パートナーシップの発展、安全保障に関するさまざまな地域フォーラムへのより積極的な参加を通して、政治的関与を強化します。

最終更新日 02/11/2018

このページのトップへ戻る