深田晃司監督が芸術文化勲章を受章 [fr]

 映画監督の深田晃司氏が6月15日、ローラン・ピック駐日フランス大使により、芸術文化勲章シュヴァリエに叙されました。

ローラン・ピック大使から勲章を伝達される深田晃司氏
ローラン・ピック大使から勲章を伝達される深田晃司氏
© 在日フランス大使館
ローラン・ピック大使と深田晃司氏
ローラン・ピック大使と深田晃司氏
© 在日フランス大使館

 
 深田晃司氏は東京の映画美学校を卒業後、長編自主映画『椅子』を初監督しました。次いで東映アニメーションで『ざくろ屋敷 バルザック「人間喜劇」より』を監督。このテンペラ画で表現した「画ニメ」作品は2008年、パリのKINOTAYO現代日本映画祭でソレイユ・ドール新人賞を受賞しました。

 深田氏とフランスとの縁が深まるきっかけとなったのは、2013年に開催された第35回ナント三大陸映画祭でした。アジア、アフリカ、中南米の作品を対象としたこの映画祭に長編5作目『ほとりの朔子』を出品、グランプリ「金の気球賞」を受賞しました。この長編作品はその後も、タリン・ブラックナイト映画祭最優秀監督賞と、フリブール国際映画祭タレントテープアワードを立て続けに受賞。2015年、『さようなら』が第28回東京国際映画祭のコンペティション部門に選出。翌年、『淵に立つ』でカンヌ国際映画祭に初参加、「ある視点」部門審査員賞を受賞しました。

 これまで深田氏は、フランスと緊密な関係を築いてきました。映画祭や映画館で毎回絶賛される作品の大半をフランスと共同製作しています。このフランスとの強い結びつきは、オノレ・ド・バルザックの文学作品やエリック・ロメール監督の映画作品に対する高い関心にも表れています。これらの作品は彼にとってインスピレーションの豊かな源泉です。

 その一方で深田氏は、文化多様性の保護と促進にも取り組んでいます。中でも、日本のインディペンデント映画の新しい資金調達方法を提案する特定非営利活動法人「独立映画鍋」を、趣旨に賛同する映画関係者とともに設立しました。

最終更新日 17/01/2019

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