フランス産フォワグラが日本市場に復活 [fr]

 ローラン・ピック駐日フランス大使は9月5日、フランスのデルペイラ社のドミニク・デュプラ社長、ル・グラン・ヴェフールのシェフ、ギィ・マルタン氏、ザ・キャピトルホテル東急の加藤完十郎総料理長らとともに、フランス産フォアグラの日本市場復活を祝いました。

左から、ザ・キャピトルホテル東急の加藤完十郎総料理長、デルペイラ社のドミニク・デュプラ社長、ローラン・ピック駐日フランス大使、ル・グラン・ヴェフールのシェフ、ギィ・マルタン氏 - JPEG

 フランスで鳥インフルエンザが発生するまで、日本はフランスにとってヨーロッパ連合(EU)域外で最大の国産フォアグラの輸出先でした。対日輸出額はレストラン向けを中心に約2,500万ユーロに上りました。しかし鳥インフルエンザの発生を受けて、日本は2016年から2017年まで、フランス産の家きん肉と家きん由来製品の輸入を停止する措置を取りました。2017年10月27日、フランスが清浄国の地位を回復すると同時に、日本も輸入を解禁しました。デルペイラ社は今日、輸出が売上高の7%を占めます。鳥インフルエンザ発生前、日本は同社の輸出実績の10%を占める最大の輸出先でした。

 フランス側は高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)が発生した場合、家きん肉と家きん由来製品の輸出に関する地域主義の適用を提案し、数年に及ぶ協議の末、日本の農林水産省が導入を受け入れました。これによって発生地域以外の県の生産者は、両国が受け入れた証明書(形式に関しては交渉中)を添付した製品の輸出を続けることができるようになります。これまではフランス全土が禁輸対象となっていました。

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最終更新日 17/01/2019

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