フランス元老院議員団が来日 [fr]

 フランス元老院国土整備・持続可能な開発委員会代表団が9月2日から8日まで来日し、運輸、エネルギー、国土整備の分野における日本の先進的な取り組みを視察しました。

 フランス元老院国土整備・持続可能な開発委員会代表団が9月2日から8日まで来日し、鉄道交通、低炭素モビリティ、エネルギー移行、自然災害リスク管理の各分野で視察を実施しました。国土整備・持続可能な開発委員会委員長を務めるエルヴェ・モレ元老院議員が率いる代表団は、元老院議員6人で構成されました。今回の来日は日仏議会間対話を強化する機会にもなりました。

 この来日の背景には、極めて高い将来性が秘められています。というのも日本とフランスは、国土整備(交通の近代化、自然災害リスク管理)や低炭素社会への移行(再生可能エネルギー導入拡大、エネルギーシステムの近代化)で共通の課題に直面しているからです。これらすべての分野で野心的な改革に乗り出したフランスは、持続可能な都市、モビリティ、エネルギーなどをめぐって、日本と充実した対話を続けています。

 フランス元老院代表団は滞在中、福島県を訪問し、福島第一原子力発電所の廃炉現場や事故後に避難区域となった周辺地域を視察しました。福島再生可能エネルギー研究所では、この地域で進められる再生可能エネルギー導入拡大に向けた努力を確認することができました。こうしたエネルギー移行の努力は、東京で視察した「東京スカイツリー地区」の地域冷暖房システムにも表れていました。そこでは地中熱が利用され、エネルギー効率も大幅に強化されていました。

 このほかにも代表団は、さまざまな分野における日本の先進的な取り組みに強い関心を示しました。例えば、デジタルインフラ整備(NTTドコモ本社ショールームで第5世代移動通信システムを視察)、水素モビリティ(エアリキード、トヨタ自動車、経済産業省の代表者と面談)、自動運転(フランスのナビア社製の自動運転で走行する小型電気バスに試乗)、自然災害リスク予防・管理(埼玉県の首都圏外郭放水路を視察)、都市物流(ヤマト運輸の物流ターミナル)、鉄道交通(JR東日本の代表者と面談、東京駅を視察)などです。

 さらにフランス元老院代表団は、参議院の担当者の案内で国会議事堂を視察したほか、在日フランス大使館では参議院日仏友好議員連盟の山東昭子会長をはじめ、複数の参議院議員と面会しました。この極めて有意義な交流では、数多くの共通の関心事を取り上げるとともに、日仏交流160周年を迎える今年に両国の議会間対話を強化することができました。

最終更新日 14/09/2018

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