仏独開発の小型着陸機がリュウグウに着陸成功 [fr]

 ドイツ航空宇宙センター(DLR)とフランス国立宇宙研究センター(CNES)が共同開発した小型着陸機「マスコット」が10月3日、日本の探査機「はやぶさ2」から分離され、小惑星「リュウグウ」に着陸しました。

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 小型着陸機「MASCOT(Mobile Asteroid Surface Scout、マスコット)」は10月3日(朝4時前)、はやぶさ2による分離が成功、自由落下によって短距離を推定秒速15センチメートルで降下し、極めて不利な条件の地表(はやぶさ2のカメラで高度6キロメートルから撮影された画像によると、地表は岩が極めて多く、地表温度は未知)で何度か連続してバウンドした後、小惑星「リュウグウ」の南半球の「MA-9」地点に無事に着陸しました。

 はやぶさ2の仏独ロボットは今や宇宙史上初の科学ミッションを開始できます。史上初というのも、この着陸機は可動型で、弱い重力のおかげで小惑星の地表をホッピングしながら移動できるからです。フランス宇宙天体物理学研究所(IAS)がCNESの監督下で開発した赤外分光顕微鏡「MicrOmega(マイクロオメガ)」を含む4つの搭載機器を使って、数メートル離れた2地点で地表面の物質の鉱物組成を分析し、あらゆる秘密の解明を図ります。

 科学者は地球に近い小惑星の特性や構造を知ることで、太陽系の形成や地球上の水と生命の出現をよりよく理解しようとしています。さらに、この種の物体が地球と衝突する恐れがある場合に実行すべき解決策を特定しようとしています。

 マスコットの運用は、はやぶさ2から分離された直後から12時間から15時間までです。これは電源のバッテリーの持続時間です。この驚くべき宇宙叙事詩の結末は、小惑星上の分析結果を活用する科学者チームにかかっています。

「はやぶさ2」のミッション

 はやぶさ2は、小惑星リュウグウで標本を採取して帰還する宇宙航空研究開発機構(JAXA)のミッションです。はやぶさ2に搭載された仏独ロボット「マスコット」は、ドイツ航空宇宙センター(DLR)がフランス国立宇宙研究センター(CNES)と緊密に連携して開発し、製作しました。マスコットに搭載された科学機器はDLR、宇宙天体物理学研究所、ブラウンシュヴァイク工科大学によって開発されました。着陸機「マスコット」とその観測は、DLRがCNESの支援を得て、JAXAと常に相互連携しながら運用、制御します。

マスコット紹介動画(フランス語)

最終更新日 04/10/2018

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