ピエール・ボナール展 [fr]

 東京で37年ぶりとなるフランス人画家ピエール・ボナール(1867-1947)の大規模な回顧展が12月17日(月)まで、東京・六本木の東京新美術館で開催中です。オルセー美術館の所蔵品を中心として、個人収集家やヨーロッパおよび日本の美術館の所蔵品を加えた約130点が一堂に展示されます。

ピエール・ボナール『庭の女性たち』、1890-91年 デトランプ、カンヴァスに貼り付けた紙(4点組装飾パネル)、160.5×48cm(各)、オルセー美術館
ピエール・ボナール『庭の女性たち』、1890-91年
デトランプ、カンヴァスに貼り付けた紙(4点組装飾パネル)、160.5×48cm(各)、オルセー美術館
© RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF
ピエール・ボナール『猫と女性 あるいは 餌をねだる猫』、1912年頃 油彩、カンヴァス、78×77.5cm、オルセー美術館
ピエール・ボナール『猫と女性 あるいは 餌をねだる猫』、1912年頃
油彩、カンヴァス、78×77.5cm、オルセー美術館
© RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF
『ル・グラン=ランスの庭で煙草を吸うピエール・ボナール』、1906年頃 モダン・プリント、6.5×9cm、オルセー美術館
『ル・グラン=ランスの庭で煙草を吸うピエール・ボナール』、1906年頃
モダン・プリント、6.5×9cm、オルセー美術館
© RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

 
 ピエール・ボナールはフランスの画家、版画家、彫刻家で、19世紀末から20世紀半ばまでフランスで創作活動を続けました。子どものころから絵を描いていたボナールは、美術学校アカデミー・ジュリアンで知り合った画家仲間のモーリス・ドニやポール・セリュジエらとともに、前衛的な芸術家のグループ「ナビ派」の結成に参加しました。

 彼らは一団となって、装飾美術を通してアートを日常空間に入り込ませることで、美術といわゆる「二流」美術を隔てる境界を取り払おうとしました。その中で、舞台装置や衣装、ポスター、雑誌の表紙などを制作していきました。インスピレーションの大半を日本の浮世絵から得ていたピエール・ボナールの精彩に富んだ装飾的な作品は、美術評論家フェリックス・フェネオンにして「日本かぶれのナビ」と呼ばせたほどでした。

 本展は絵画、デッサン、ポスター、版画、挿絵本、写真を通して、日本のインスピレーションから写真媒体の利用に至るまで、裸体のモチーフから身近な室内情景に至るまで、ノルマンディーの風景から妻マルトと晩年を過ごした南仏のきらめく陽光に至るまで、彼の多彩な作品に深いまなざしを投げかけます。

開催概要

会期 2018年9月26日(水)~ 12月17日(月)
会場 国立新美術館 企画展示室1E
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
開館時間 10:00~18:00(金・土は20:00まで)※入場は閉館の30分前まで。
休館日 火曜日
詳細 ピエール・ボナール展公式ホームページ

最終更新日 17/01/2019

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