国際人権連盟が報告書「ヤジディ共同体に対する性犯罪:ダーイシュの外国人戦闘員の役割」を公表 [fr]

 フランスのヨーロッパ・外務省は10月25日、国際人権連盟が前日に公表した報告書を受けて声明を発表しました。

 われわれは昨日(24日)、ダーイシュ(「イスラム国」)によって特に標的にされたヤジディ教徒の女性数百人に対して徹底して行われた残虐極まる犯罪を報告する国際人権連盟(FIDH)報告書を知りました。

 エマニュエル・マクロン大統領は、2018年ノーベル平和賞受賞者のナディア・ムラド氏と面会した際、シリアとイラクで犯された重罪の不処罰に対するフランスの積極的な取り組みを改めて表明しました。これらの犯罪は明らかに人道に対する罪とされるに値するものです。マクロン大統領はヤジディ教徒の住民のため、複数の重要なイニシアティブを発表しました。

 フランスはシリアとイラクで犯された犯罪の不処罰に対し、さまざまな形で断固とした行動をとりました。フランスは複数のプロジェクトを支援し、その一つであるFIDHの調査は訴追に向け、ダーイシュがヤジディ教徒の住民に対して犯した重罪の証拠収集を目的としています。さらにフランスは、国連安全保障理事会決議2379号を共同提案しました。この決議はダーイシュがイラクで犯したすべての重罪に関する証拠収集を担う調査チームの設置を定めています。われわれは性暴力に対する「黙認ゼロ」政策のための取り組みも進めています。フランスは2019年、G7議長国として、性暴力対策を優先的介入の柱の一つに据え、暴力をよりよく防止するとともに、被害者が社会生活に戻りやすくするための行動の道筋をつけます。

 加えて、マクロン大統領はナディア・ムラド氏の訪問の際に、フランスがシンジャール地方に対する支援を人道と復興の両面で強化すると発表しました。フランスはイラクのヤジディ教徒の住民を支援するため、すでに750万ユーロを拠出しています。マクロン大統領はナディア・ムラド氏によるシンジャール復興基金の立ち上げを後援することも決めました。この基金はインフラ、学校、病院の建設のほか、故郷を追われたヤジディ教徒の住民の帰還促進に役立てられます。マクロン大統領はナディア・ムラド氏に対し、11月11日のパリ平和フォーラムで、数十カ国の首脳の前でこのイニシアティブを紹介するよう勧めました。

 マクロン大統領はフランスがナディア・ムラド氏の提案に応じて、ダーイシュの被害に遭ったヤジディ教徒の女性100人を受け入れることも発表しました。彼女たちは解放後も、ケアを受けることなく、イラク・クルディスタン地域の難民キャンプに足止めされています。そのうち20人が年内にフランスに受け入れられ、そのほかの人たちも2019年に受け入れられる予定です。

最終更新日 17/01/2019

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