第1次世界大戦休戦記念日、60カ国以上の首脳がパリに [fr]

 2018年は第1次世界大戦100周年ミッションの公認プロジェクトがフランス内外で2,000件を超え、2014年の開戦100周年とともに、第1次世界大戦100周年記念事業開始以来、最大規模の動員となりました。その集大成が1918年11月11日、第1次世界大戦休戦記念日です。

 この機会に120人を超える外国要人がパリに集まり、戦没者を追悼するとともに、1918年の教訓を物差しとして今日の世界を考え、過去100年を振り返りました。第1回パリ平和フォーラムでは、市民社会の代表者とともに、多国間主義の再構築に向けた革新的な解決策を模索し、作り上げます。

2018年11月4日から9日まで:マクロン大統領が各地の戦跡を訪問

 第1次世界大戦中、世界中から来た人がフランス北東部の戦場で戦死しました。エマニュエル・マクロン大統領は5日余りをかけて、グラン=テスト、オー=ド=フランス両地域圏の中でも特に多くの戦争犠牲者を出した11県(バ=ラン県、モーゼル県、ムルト=エ=モーゼル県、ムーズ県、アルデンヌ県、マルヌ県、エーヌ県、ノール県、パ=ド=カレ県、ソンム県、オワーズ県)を訪れました。

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ドゥオモン納骨堂
© Peter Curb

2018年11月11日、外国要人120人以上がパリに

 マクロン大統領とドイツのアンゲラ・メルケル首相は11月10日、休戦協定が署名されたコンピエーニュの森で仏独記念式典に出席しました。翌日、第1次世界大戦参戦国をはじめ、ヨーロッパ諸機関、国際連合、その他の国際機関を代表する外国要人120人以上がパリの凱旋門で行われた式典に参列しました。

 続いてラ・ヴィレット公園内のグランド・アルに移動し、第1回パリ平和フォーラムの開会式に出席しました。本フォーラムは現代世界の緊張の高まりに対応するため、1)グローバルな主要課題をめぐるよりよい国際協力、2)より公正でより公平なグローバル化、3)より効果的な多国間システム、4)強化された正当性などに貢献するプロジェクト、アイデア、イニシアティブを発表、議論する年次会合となることをめざします。

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凱旋門
© Lary

エマニュエル・マクロン大統領が式典で行った演説

演説の抜粋

パリ、2018年11月11日

 〔・・・〕

 この戦争の傷跡は、フランスの戦地からも、ヨーロッパの戦地からも、中東の戦地からも、世界中の人びとの記憶からも決して消えることはありませんでした。

 記憶にとどめようではありませんか!忘れずにいようではありませんか!なぜならこれらの犠牲の記憶が、われわれのために戦死した人たちにふさわしくあるよう、われわれを促すからです。われわれが自由に生きられるために!

 記憶にとどめようではありませんか。先人たちの祖国愛には純粋さ、理想、高貴な信条があったことをいっさい消さずにいようではありませんか。寛容な国フランス、投企の国フランス、普遍的価値を掲げるフランスというイメージは、この暗い時代にあっては、自分たちの利益しか考えない国民のエゴイズムとは対極にありました。というのも祖国愛はナショナリズムと対極にあるからです。ナショナリズムは祖国愛の歪曲です。「自分たちの利益が第一で、他人はどうでもいい!」と言いながら、国が持つもっと大切なもの、国を存続させるもの、国を偉大にするもの、最も重要なものである道徳的価値観を黙殺しています。

 われわれその他のフランス人は、クレマンソーがちょうど100年前の勝利の日に国民議会の演壇の上から、ラ・マルセイエーズ(フランス国家)の大合唱が響き渡る前に宣言したことを記憶にとどめようではありませんか。「権利の闘士、自由の闘士であるフランスは、常にそして永遠に理想のために闘う戦士である」と。

 〔・・・〕

 

100周年の節目を迎える2018年、国際的プロジェクトも多数

 2018年、国際的プロジェクト40件以上がヨーロッパ(ドイツ、イギリス、イタリア、ギリシャ、スペイン、ブルガリア、セルビア、アイスランドなど)をはじめ、北中南アメリカ(アメリカ、カナダ、ペルー、メキシコ)、アフリカ(チャド、モーリタニア、チュニジア)、オセアニア(オーストラリア)、アジア(中国、タイ、インド)など、世界27カ国で第1次世界大戦100周年ミッションにより記念事業に認定されました。

 かつては敵同士だった諸国民の和解を祝うため、多くの文化プロジェクトをはじめ、多数の企画が実施されました。一例として、仏独両国の兵士を追悼するため、休戦100周年を機に結成された仏独若者管弦楽団プロジェクがあります。

parispeaceforum.org - JPEG

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最終更新日 17/01/2019

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