SAKURAプログラム15周年-エネルギー採取用硫化物熱電材料 [fr]

 フランス・カーンの結晶学・物質科学研究所と、日本・つくばの産業技術総合研究所省エネルギー研究部門の研究員が、日仏交流促進事業「SAKURAプログラム」の支援を受けて行った共同研究を紹介します。

 我々の身の回りからは膨大な熱エネルギーが排出されており、その廃熱量は1次エネルギーの3分の2に及びます。熱電発電技術を用いることで、この未利用熱エネルギー(廃熱)を有用性の高い電力に直接変換することができます。

 このプロジェクトでは、毒性が弱くかつ資源豊富な元素を用いて高効率な熱電材料を開発することを目的としました。フランスのカーンにあるCRISMAT研究所(CRISMAT, UMR CNRS 6508)と、日本つくば市にある産業技術総合研究所(産総研)省エネルギー研究部門の若手研究者が協力して、熱電カルコゲナイドにおいて、層状構造の制御による効果的なフォノン散乱という新しい戦略に挑戦しました。

 ミスフィット層状カルコゲナイドにおける格子歪みは、高性能化に必須な低い熱伝導率をもたらしました。本プロジェクトにより、若手研究者や学生の交流が進み、その成果は高インパクトファクターの雑誌に論文として掲載されました。

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SAKURAプログラムについて

 本プログラムは、フランス側はヨーロッパ・外務省と高等教育・研究・イノベーション省、日本側は独立行政法人日本学術振興会の支援を得て、若手研究者間の新たな協力を促進するとともに、日仏両国の研究機関・大学間で学術・技術交流を発展させることを目的とします。

最終更新日 13/12/2018

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