世界人権デー、世界人権宣言70周年 [fr]

 世界人権宣言が1948年、パリのシャイヨー宮で採択されてから70年、フランスはこの宣言とそこに明記された原則の普遍性を重視する立場を重ねて表明します。ジャン=イヴ・ル・ドリアン・ヨーロッパ・外務大臣が今年9月、国際連合で明言したように、これは人類の「共通善」です。フランスはこれを保護する用意があり、存続させる決意です。

 この記念すべき日に、ヨーロッパ・外務省はパリ庁舎で2つのイベントを開催しました。

  • ル・ドリアン大臣は12月10日、ヨーロッパ評議会人権弁務官のドゥーニャ・ミヤトヴィッチ氏のほか、人権擁護に取り組む著名人を招き、人権の現況について議論し、証言するよう呼びかけました。この機会にル・ドリアン大臣は、人権に関するフランスの新しい国際戦略の基本方針を発表しました。この戦略は市民社会と協議しながら策定されました。ヨーロッパ評議会の支援を得て実現された国際漫画家ネットワーク「カートゥーニング・フォー・ピース」の新聞漫画展が、今回のイベントに合わせて初公開されました。
  • 世界人権宣言と主な起草者の1人であるルネ・カサンをめぐる学術シンポジウムが12月11日と12日、コンセイユ・デタの協力を得て、ヨーロッパ・外務省公文書局によって開催されます。あまり知られていない資料や最近になって一般公開された資料が紹介されます。

 世界人権宣言の採択から70年、国際情勢の現状は女性や民族的・宗教的少数者を優先的に標的とした戦争犯罪の再出現や、多くの国における自由や市民社会に与えられた空間の縮小など、世界的な人権後退が目立ちます。フランスはあきらめることなく、国際的パートナーとともに、あらゆる人権軽視から人権の優位性と普遍性を保護するための努力を続けます。

 フランスが国際人権促進システムを強化すべく行動し、国連人権理事会理事国(任期2021-23年)に立候補する理由もそこにあります。さらに国連総会が20年前に採択した人権擁護者に関する宣言の履行も主張し続けます。加えて、以下の優先課題のために行動し続けます。それはナディア・ムラド氏とデニ・ムクウェゲ氏へのノーベル平和賞の授与でも明らかである女性の権利の尊重、人権侵害の加害者の不処罰との闘い、国際刑事裁判所ローマ規程へのすべての未批准国の加入、恣意的拘留と強制失踪の終結です。さらに人権をデジタル空間のような新しい領域に広げるために行動するほか、全世界的な死刑廃止に向けた取り組みも続けます。

最終更新日 17/01/2019

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