G7に関するQ&A [fr]

G7の役割

G7とは何ですか?

 グループ・オブ・セブン(G7)は7カ国による非公式グループで、各国首脳が年次サミットに参集します。G7には法的実在性も、常設事務局も、正加盟国もありません。1年交代の輪番制で7カ国のうちの1カ国が務める議長国が、グループの作業に必要な手段を提供します。

なぜG7が発足したのですか?

 G7は第1次石油危機を背景に、フランスの提唱で発足しました。主要経済大国による非公式対話の枠組みとして考案され、その目的は何よりもまず、特有の儀礼にとらわれることなく、経済・金融政策協調の場となることでした。G7は年を経るにつれて、その多国間的な側面を通して、グローバル化をよりよく規制するための集団的な枠組みを設置することに貢献しました。

G7はどのような問題を取り上げるのですか?

 G7は発足時の中心だった経済問題に加えて、今ではグローバルな主要課題に対する共通の解決策について討議する場となっています。例えば平和と安全保障、テロ対策、開発、教育、健康、環境、気候変動などです。

G7は討議の場としてどのような長所があるのですか?

 G7は唯一無二の枠組みです。その限定的で非公式なフォーマットにより、主要7カ国の指導者に率直かつ直接的な対話の場を提供します。

 この対話の有効性は、グループ参加国に共通する価値観に基づいています。それは民主主義、人権と基本的自由の尊重、自由市場、国際法の遵守です。胸襟を開いた議論と共通の価値観のおかげで、時として意見の一致が見られないセンシティブな問題も取り上げることができるのです。

G7は国際連合と競合しているのですか?

 G7の主な意義は推進力を与えること、新しい解決策を試せる地域を提供することです。これらの解決策はその後、とりわけ国連や多国間の専門機関や金融機関など、その他の機関へともたらされます。G7は国連と相矛盾する立場にあるのではなく、逆に支える立場にあります。

G20はG7に取って代わったのですか?

 G8が限界を示す一方、G20は金融危機に対処すべく存在感を増しました。とはいえG20に比べてG7は具体的な成果をより得やすい志を同じくする国が集まるという点で、依然として付加価値があります。

G7参加国

G7の参加国は?

 G7参加国はドイツ、カナダ、アメリカ、フランス、イタリア、日本、イギリスです。最初の首脳会議が1975年にランブイエで開催されたときはG6でしたが、翌年からカナダが参加してG7になりました。

 ヨーロッパ連合(EU)は1977年からG7に漸進的に参加しました。今ではすべての議論に参加し、ヨーロッパ評議会議長とヨーロッパ委員会委員長が共同代表として出席します。

G7参加国は全体として何を代表しているのですか?

 G7諸国は今日、世界GDPの40%近く、世界人口の10%を占めています。1975年のグループ発足時には世界GDPの70%を占めていました。

 G7参加国はいずれもG20参加国でもあります。そうしたことからG7は「実験室」の役割も果たします。より限定的なグループで準備したイニシアティブが、続いてG20に採用されることもあります。G20参加国は世界GDPの85%、世界人口の3分の2を占めています。

なぜG8がG7に戻ったのですか?

 ロシア連邦が1998年にグループに参加し、G7がG8になりました。しかしヨーロッパ、北米、日本の各参加国首脳は、ロシアが議長国だった2014年、同国によるウクライナの主権と領土一体性の侵害を理由にG8への参加を停止しました。同年、ロシアを除く参加7カ国で作業を再開しました。

G7の会合には参加国以外にだれが参加するのですか?

 議長国が掲げる優先テーマに応じて、G7以外の国や国際機関が閣僚会合やサミットの一部のセッション、わけても慣例的にアウトリーチ・セッションと呼ばれる拡大会合に招待国・機関として参加します。

非国家アクターにはどのような地位が与えられていますか?

 G7は年を追うごとに非国家アクターとの相互作用を拡大してきました。こうした相互作用はエンゲージメント・グループの創設につながりました。具体的には、経営者と企業のためのBusiness 7(B7)、市民社会のためのCivil 7(C7)、労働組合のためのLabour 7(L7)、学術団体のためのScience 7(S7)、シンクタンクのためのThink 7(T7)、女性権利団体のためのWomen 7(W7)、若者のためのYouth 7(Y7)です。各グループはG7議長国の団体の主催で会合を開催します。各グループの代表者はG7議長国に提言を伝えるほか、G7会合の一部のセッションに招待されます。

G7の機能

G7はどのように機能するのですか?

 年月を重ねるにつれて、G7の準備作業が強化されました。非公式的な側面は保ちながらも、もはや各国首脳の「暖炉を囲んだ議論」にはとどまりません。1年を通して、数多くの専門家、政策責任者、市民社会の構成員を動員します。

サミットはどのように準備されるのですか?

 サミットはG7指導者の個人代表であるシェルパの会合で準備されます。シェルパは作業を調整し、最終共同声明をめぐって交渉します。会合では作業部会の報告書やG7閣僚会合の成果を盛り込みながら作業を進めます。

なぜG7閣僚会合が開かれるのですか?

 G7議長国はサミットの準備のほかに、閣僚会合を開催します。外相会合と財務相会合は一貫して開催されますが、そのほかの閣僚会合も開催されることがあります。閣僚は会合で閣僚レベルの決定を承認します。これらの決定はG7指導者によって再び議論され得ます。

G7サミットはどのような成果があるのですか?

 G7は極めて具体的な成果をもたらしています。例えば、金融活動作業部会(FATF)の創設、ヨーロッパ復興開発銀行、「アラブの春」を受けて立ち上げられたドーヴィル・パートナーシップ、世界エイズ・結核・マラリア対策基金、妊産婦・乳幼児死亡率を低減させるためのムスコカ・イニシアティブパリ協定の実行に対する支持などが挙げられます。

G7議長国とは何ですか?

 G7議長国がサミットを開催します。議論の中心となる主要優先課題を決定し、準備会合の日程を決めるとともに、作業運営の円滑化を図ります。サミットの一部のセッションに招待するG7以外の国や機関を決めるのもG7議長国です。

 さらにG7を代表して広報活動を行うほか、G7以外の諸国、国際機関、市民社会との関係も担当します。

G7議長国はどのように選ばれるのですか?

 G7議長国は輪番制です。G7議長国は参加国のうちの1国が1年交代で務めます。順番はフランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダです。

G7議長国フランス

フランスはどこでG7関連会合を開催するのですか?

 サミットは2019年8月24日から26日まで、ビアリッツで開催されます。閣僚会合やシェルパ会合はパリや全国の複数都市で開催されます。開催地は2019年初めに確定します。

フランスの次は、どこがG7サミットを開催するのですか?

 輪番制の原則に従って、アメリカが2020年1月1日からG7議長国を務め、サミットを開催します。

最終更新日 18/12/2018

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