辻芳樹氏が国家功労勲章を受章 [fr]

 辻調グループの辻芳樹代表が12月10日、ローラン・ピック駐日フランス大使により、国家功労勲章シュヴァリエに叙されました。

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辻調グループの辻芳樹代表とローラン・ピック駐日フランス大使
© 在日フランス大使館

 父の辻静雄氏は東京生まれ、早稲田大学仏文科を卒業後、新聞記者の道を歩み始める一方、フランスと日本の美食に対する情熱に目覚めました。1960年、大阪に辻調理師学校を開校すると、自ら料理の研究に没頭し、『Japanese Cooking : A Simple Art』をはじめとする多くの著書を刊行しました。

 同校創立4年後に誕生した辻芳樹氏は、転校先の暁星小学校でフランス語を学びました。その後、海外留学、海外勤務を経て帰国。父親の死去を受けて、弱冠30歳で辻調理師専門学校の校長に就任しました。

 辻調理師専門学校は創立60年近くで14万人を超える調理師やパティシエを養成、今日では日仏で最大規模の調理師学校の一つとなりました。

 辻調グループはフランスのリヨン郊外に2つのフランス校(シャトー・ド・レクレール、シャトー・エスコフィエ)を開校。生徒はそこで料理、製菓、製パンのあらゆるノウハウを学びます。さらに留学の仕上げとして、フランス国内の約100店舗で実地研修を行います。研修生は極めて実践的に技術をみがくとともに、フランスの食材と美食に対する知識とこだわりを深めます。

 多くの卒業生が今ではシェフとしてフランスや日本のみならず、世界中の星付き高級レストランで、辻調卒業生の誇りを胸に活躍しています。

 辻芳樹氏はその自由闊達な知性、時代感覚、豊富な海外経験によって、美食だけでなく教育に対しても新しい視点を持っています。教育分野では昔ながらの慣習を断ち切り、生徒との距離を縮めて、彼らの考えに耳を傾け、いつでも取り入れる姿勢を示しています。

 辻氏は生徒たちが高い技術の修得にとどまらず、自分で考える力、好奇心、想像力、自由な精神を養うことで、職人からさらにクリエーターになるよう心がけています。

 こうして辻氏は、フランスと日本の美食の総合教育を実現しています。

最終更新日 17/01/2019

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