作曲家ミシェル・ルグランが死去 [fr]

 フランス大統領府が1月26日、作曲家ミシェル・ルグランの訃報を受けて声明を発表しました。

 フランス共和国大統領は悲しみとともにミシェル・ルグランの訃報に接しました。フランスの最も偉大な音楽家、作曲家の1人であるとともに、世界で最も有名な映画音楽作曲家の1人でした。

 ミシェル・ルグランはアンリ・サルヴァドール、ジジ・ジャンメール、モーリス・シュヴァリエなどの人気歌手の伴奏家、編曲家として音楽家の道を歩み始めました。ジャズに熱中し、スウィングを代表する巨匠たちの伴奏を務める一方、レイ・チャールズ、フランク・シナトラ、シャルル・トレネ、エディット・ピアフなど、当代一流の歌手のもとで活躍しました。

 ミシェル・ルグランは1960年代、ヌーヴェル・ヴァーグの出現とともに映画音楽家になりました。アニエス・ヴァルダ監督(『5時から7時までのクレオ』)やジャン=リュック・ゴダール監督(『女は女である』、『女と男のいる舗道』、『はなればなれに』)のために作曲したほか、盟友ジャック・ドゥミ監督(『ローラ』、『シェルブールの雨傘』、『ロシュフォールの恋人たち』、『ロバと王女』)とはフランス流のミュージカル・コメディを生み出しました。

 最初は大物アーティストの伴奏家だった彼も、やがて押しも押されもせぬ名作曲家となりました。ハリウッドでも認められ、映画『華麗なる賭け』(1969年)の主題歌『風のささやき』に続いて、『おもいでの夏』(1972年)と『愛のイエントル』(1984年)の映画音楽で、アカデミー賞を計3回受賞しました。

 尽きることのない才能に恵まれた比類のメロディーメーカーである彼は、映画やテレビの作品200作以上の音楽を作曲しました。街行く人が口ずさむ、耳に残る彼独特の歌の数々は、私たちの人生を彩るサウンドトラックとなりました。それらの歌は今や一時代を象徴するメロディーです。

 マヌーシアン・グループの最後のレジスタンス活動家だったアルセーヌ・シャカリアン、国民的歌手シャルル・アズナヴールに続いて、3人目の偉大なアルメニア系フランス人が数カ月の間に他界しました。

 フランス共和国大統領は故人の妻子および近親者の方々に衷心より哀悼の意を表します。

最終更新日 04/02/2019

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