獨協医科大学とマダガスカル・パスツール研究所が科学協力協定を締結 [fr]

 マダガスカル・パスツール研究所と獨協医科大学は1月30日、両機関の協力を強化するため、科学協力協定を締結しました。協定署名式はマダカスカル・パスツール研究所で行われました。

左からマダガスカル・パスツール研究所のヴォアンギ・ラゾロフォ科学部長とアンドレ・スピゲル所長、 獨協医科大学の千種雄一教授
左からマダガスカル・パスツール研究所のヴォアンギ・ラゾロフォ科学部長とアンドレ・スピゲル所長、
獨協医科大学の千種雄一教授
左からマダガスカル・パスツール研究所のヴォアンギ・ラゾロフォ科学部長、ヴェロニク・ヴーラン=アネイニ駐マダガスカル・フランス大使、マダガスカル・パスツール研究所のアンドレ・スピゲル所長、獨協医科大学の千種雄一教授とマルセロ・オオタケサトウ博士、小笠原一郎駐マダガスカル日本大使
左からマダガスカル・パスツール研究所のヴォアンギ・ラゾロフォ科学部長、ヴェロニク・ヴーラン=アネイニ駐マダガスカル・フランス大使、マダガスカル・パスツール研究所のアンドレ・スピゲル所長、獨協医科大学の千種雄一教授とマルセロ・オオタケサトウ博士、小笠原一郎駐マダガスカル日本大使
左からマダガスカル保健省のクララ・ファビエンヌ・ラソアマナミハジャ氏、マダガスカル・パスツール研究所のアルマン・ラファリマナンツォア氏、ヴェロニク・ヴーラン=アネイニ駐マダガスカル・フランス大使、マダガスカル・パスツール研究所のアンドレ・スピゲル所長、小笠原一郎駐マダガスカル日本大使、 獨協医科大学の千種雄一教授
左からマダガスカル保健省のクララ・ファビエンヌ・ラソアマナミハジャ氏、マダガスカル・パスツール研究所のアルマン・ラファリマナンツォア氏、ヴェロニク・ヴーラン=アネイニ駐マダガスカル・フランス大使、マダガスカル・パスツール研究所のアンドレ・スピゲル所長、小笠原一郎駐マダガスカル日本大使、 獨協医科大学の千種雄一教授

 
 獨協医科大学を代表して千種雄一教授とオオタケ・サトウ・マルセロ博士が、2週間の予定でマダガスカル・パスツール研究所を訪れました。署名式には小笠原一郎駐マダガスカル日本大使、ヴェロニック・ヴーラン=アネイニ駐マダガスカル・フランス大使、フランス大使館のパトリック・ペレーズ協力・文化行動参事官、マダガスカル保健省のエルリン・ラミハンタニアリヴォ保健総局長が出席しました。 

 今般の協定は、獨協医大の代表団が2016年にマダガスカル・パスツール研究所を初訪問したことをきっかけに始まった両機関の研究協力を具体化させるものです。これにより両機関の職員、研究員、学生の相互交流を促進できる一方、学術目的と同時にマダガスカルの公衆衛生上の利益を目的として共同研究を進めることができます。

 マダガスカル・パスツール研究所では、何よりもまず蠕虫(ぜんちゅう)病ユニットが今回の協力の対象となります。というのも、住血吸虫症や土壌伝播蠕虫感染症をはじめとする顧みられない熱帯病は、獨協医大が優先的に取り組む研究分野だからです。実際、住血吸虫症に関する研究活動は数年前からマダガスカルで進められていますが、この病気は依然として風土病であり続けています。

 獨協医大代表団がマダガスカルに滞在中、マダガスカル・パスツール研究所の蠕虫病ユニットの研究員および技術員との作業会合が開かれました。研究員と技術員は現代診断技術に関する技能移転を受けることになります。これは寄生虫および特に水中をはじめとする環境中の中間宿主の分子レベルの検出法に基づく技術です。

 加えて、資金調達申請の対象となる共同プロジェクトがあります。その目的はマダガスカルの住血吸虫症と蠕虫病の問題に関連した恒久的解決策を提案するため、マダガスカルと日本の科学者チームの間で緊密な協力を促進することです。この提案は3つの特定目標を柱とします。それは1)近年開発された手法(環境DNA分析)を使って、住血吸虫科の寄生虫の宿主(中間宿主、感染者)に関する環境疫学調査を実施すること、2)蠕虫感染レベルを特定するため、共同体レベルで古典的臨床診断を実施すること、3)住血吸虫症の新しい診断技術を現地で開発し、導入することです。

 この科学協力の第一歩は、さまざまな風土病地域の現況をよりよく理解することで、マダガスカルにおける住血吸虫症の感染制御に貢献し、顧みられない熱帯病に関する地域のデータと実態に即した制御・予防政策の改善を支援することを目標とします。さらに世界保健機関(WHO)の戦略プランで設定された2020年罹患率低減目標の達成に向けた国の支援もあります。

 この協力は遠からずマダガスカルの公衆衛生対策上の優先課題に関するほかの研究テーマにも広がる見込みです。

最終更新日 01/03/2019

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