ル・ドリアン・ヨーロッパ・外務大臣が南アフリカを訪問 [fr]

 ジャン=イヴ・ル・ドリアン・ヨーロッパ・外務大臣は2月28日から3月2日まで、南アフリカを訪問しました。

 フランスの極めて重要な経済パートナーである南アフリカは、寛容、民主主義、多国間主義の堅持という価値観をわれわれと共有しています。両国の外交はこれらの価値観を協力して推進することができます。この多岐にわたるパートナーシップが2月28日、プレトリアで開催される「政治対話フォーラム」の議論の中心となりました。ル・ドリアン大臣と南アフリカのリンディウェ・シスル外務大臣が、このフォーラムの共同議長を務めました。両大臣はとりわけ開発協力、教育、文化、研究、経済関係の各分野における2国間関係について現状を確認しました。気候変動対策や平和と安全保障など、主要な国際的課題も取り上げました。フランスはこれらの課題について、国連安全保障理事会をはじめ、G7議長国フランスやその他の枠組みの中で、南アフリカとの対話を深化させることを望んでいます。

 南アフリカはフランスにとって、サハラ以南アフリカ最大の貿易相手国です(2017年の貿易額は29億ユーロ、フランスの貿易黒字は7億ユーロ)。フランスの大企業、中小企業、スタートアップを含めた400社が、あらゆる産業分野に進出し、3万7,000人以上を雇用しています。

 ル・ドリアン大臣はプレトリアで、南アフリカに進出したフランス企業の幹部や現地視察に訪れた中小企業代表団と面会しました。次いでジャーミストンのサンゴバン工場を視察しました。フランス企業の南アフリカ進出事例の中でも雇用数で最大規模(1,500人)で、工場周辺の地域住民を対象に独自の教育プログラムを展開しています。ケープタウンでは、フランス開発庁の支援を受けて、マイクロクレジットのデジタルプラットフォームを展開するスタートアップ「ジュモ」を視察しました。アフリカやアジアですでに1,000万人近くが同社のサービスを利用しました。

 ル・ドリアン大臣はケープタウン近郊のカエリチャで、南アフリカの沿岸地域社会の若者を対象にスポーツを通して活動するNGO「ウェイヴズ・フォー・チェンジ」を視察しました。フランスは南アフリカの市民社会で不利な状況にある人をサポートするこのNGOを、フランス開発庁の助成金を通して支援しています。

 ル・ドリアン大臣は滞在中、複数の協定に署名しました。中でも教育に関する協力協定、修士課程奨学金共同出資に関する趣意書、フランス国立宇宙研究センター(CNES)と南アフリカ国立宇宙機関(SANSA)との間の協定が挙げられます。加えて、両国の唯一無二の生物多様性を保全するため、レユニオン国立公園と南アフリカ国立公園(SANParks)との間で覚書が締結されたほか、サメ問題に関する協力議定書が2つの専門機関であるレユニオン島の資源支援センター(CRA)とクワズール・ナタールの「シャークス・ボード」との間で締結されました。

 ル・ドリアン大臣はケープタウンのツァイツ・アフリカ現代美術館も訪れました。アフリカ現代美術を専門とするアフリカ大陸を代表する美術館です。そこでル・ドリアン大臣は、フランスが主催するアフリカ諸文化イベント「アフリカ2020」を紹介しました。さらに「ロベン島」を訪問し、この島の刑務所に18年間、複数の闘争仲間とともに投獄されたネルソン・マンデラの遺徳をしのびました。

最終更新日 04/03/2019

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