日仏の懸け橋:村井純「基礎研究が強いフランスと実践に強い日本が協力することで、優れた人材が育ちます」 [fr]

 「日本のインターネットの父」として知られる慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科委員長で慶應義塾大学環境情報学部教授の村井純氏が、これまでの歩みを振り返りながら、日仏協力の強みについて語ります。

 村井教授は情報科学分野で世界的に著名な専門家で、日本でインターネット網を構築した最初のプロジェクトである1984年の「JUNET」や1988年の「WIDEプロジェクト」の創始者です。

 村井教授は長年にわたり、研究活動を通してフランスと協力してきました。とりわけフランス国立情報学自動制御研究所(Inria)とは、IPv6プロトコルの開発やW3C(ウェブ技術の標準化を推進する団体)の結成のために協力しました。さらに2008年、慶應義塾大学の研究代表者として、フランスの国立科学研究センター(CNRS)、ピエール・エ・マリー・キュリー大学、日本の東京大学、国立情報学研究所(NII)と協力し、日仏情報学連携研究拠点(JELI)の設立に尽力しました。今日でもサイバーセキュリティ関連の日仏イニシアティブの日本側まとめ役を務めるなど、科学分野におけるフランスの最も重要なパートナーです。

 優れた業績を挙げた村井教授は、2011年のIEEEインターネット賞をはじめ、受賞歴も多数あります。2013年には「インターネットの殿堂」入りも果たしました。日本で先駆者的役割を果たしたことから、海外メディアから「インターネット・サムライ」の異名をとりました。

 村井教授は2019年2月13日、日仏協力発展に対する功績が認められ、ローラン・ピック駐日フランス大使からレジオン・ドヌール勲章を伝達されました。

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最終更新日 12/03/2019

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