第3回サイエンス20「海洋生態系への脅威と海洋環境の保全」 [fr]

 日本学術会議は3月6日、G20各国の科学アカデミー代表を集め、第3回サイエンス20(S20)を開催しました。S20で採択された共同声明「海洋生態系への脅威と海洋環境の保全」は、安倍晋三総理大臣に手渡されました。

サイエンス20(S20)
サイエンス20(S20)
© 在日フランス大使館
サイエンス20 (S20)
サイエンス20 (S20)
© 在日フランス大使館

 
 S20が3月6日、日本学術会議(SCJ)の主催で開催され、山極壽一SCJ会長(京都大学総長)が議長を務めました。S20では、特に気候変動と海洋プラスチックごみに焦点を当てた共同声明「海洋生態系への脅威と海洋環境の保全」が採択されました。

 この共同声明は「G20大阪サミット」と「G20持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合」に向け、海洋沿岸生態系が直面する深刻な脅威を踏まえた提言を取りまとめたものです。共同声明は安倍晋三総理大臣に手渡されました。G20の科学アカデミーは知識集約を強化し、海洋保全を支援するため、研究活動や情報共有化に関する以下6項目にわたる行動を提言しました。

1)海洋資源の今後の開発に際して、海洋環境に対する好ましくない影響を引き起こさないための専門家による科学的根拠に基づく助言の必要性

2)気候変動、水産資源の乱獲、汚染など、海洋生態系へのストレス要因の軽減を目的とした行動の増強

3)科学的根拠に基づく目標設定とそのフォローアップ、及びステークホルダー連携を通じた都市や地域レベルでの循環経済・社会の実現

4)研究船、観測・監視技術等の調査・研究基盤の能力強化及び教育による人材の育成

5)世界中の科学者がアクセス可能な、データ保管装置と管理システムの確立

6)地球規模での海洋の包括的な理解促進のため、強固な国際協力の下で推進される調査・研究活動の実施と、それにより得られる情報の共有化

 この共同声明は、国際連合が宣言した「持続可能な開発のための海洋科学の10年(2021-2030)」を受けて、持続可能な開発目標(SDGs)14「海の豊かさを守ろう」の達成を支援するための研究に積極的に関与するよう呼びかけています。

PDF - 329.5 kb
海洋生態系への脅威と海洋環境の保全-特に気候変動及び海洋プラスチックごみについて-
(PDF - 329.5 kb)

最終更新日 28/03/2019

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