G7保健大臣会合の開催結果 [fr]

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 G7保健大臣会合が5月16日と17日にパリで開催され、フランスのアニエス・ビュザン連帯・保健大臣が議長を務めました。G7メンバーは会合で、プライマリ・ヘルスケアを強化しながら、すべての人のために保健医療アクセスを向上させることを約束しました。これを受けて5つの国際機関が今後数カ月間、この分野の知見共有プラットフォームの設置に向けて協力することになりました。

 G7メンバーにより採択された共同声明(英語)は、フランスが掲げた野心的な目標に応えるものです。

1. 保健医療へのアクセスの不平等と闘う

 世界人口の半数以上が今日、必要な保健医療サービス全体にアクセスできていません。多くの国の保健医療システムは、人が生涯を通じて遭遇するさまざまな健康問題への対応に苦慮しています。

 G7メンバーはプライマリ・ヘルスケアを強化することを約束しました。プライマリ・ヘルスケアは予防、検診、治療に関する人々のニーズに、人生のあらゆる段階を通じて応えることを可能にすると同時に、健康の不平等に対する最も包括的な解決策となります。

 G7メンバーはジェンダー不平等と闘うという優先課題をめぐって、とりわけ世界における保健医療アクセスと、保健分野の意思決定機関における女性の代表性について意見が一致しました。

2. エイズ、結核、マラリアを2030年までに撲滅するため、感染症対策を強化する

 エイズ、結核、マラリアは年間270万人の死者を出し続けています。フランスは長年、3大感染症対策に熱心に取り組んできました。特に世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)には2002年以降、累積拠出額2位となる45億ユーロを拠出しています。

 とはいえ現在の予測は決定的で、保健医療システムの脆弱化が大規模なパンデミックの再発生を招く恐れがあることを示しています。

 G7諸国はフランスで初めて開催されるグローバルファンド第6次増資会合(2019年10月9日と10日、リヨン)の成功に向けて、引き続き全力を挙げることを約束しました。

 この国際会議は、持続可能な開発目標に従って、2030年までにエイズ、結核、マラリアを撲滅するため、3大感染症対策に140億ドル以上の資金を集めるという野心的な目標を掲げています。

3. 知見共有を通して保健医療システムの有効性を改善する

 G7メンバーの後押しを受けて、5つの国際機関が知見共有プラットフォームの設置に向けて協力することを初めて約束しました。

 世界保健機関(WHO)、経済協力開発機構(OECD)、グローバルファンド、GAVIワクチンアライアンス、世界銀行は5月17日、プライマリ・ヘルスケアについて協力する旨の誓約書に署名しました。5機関は2019年末までに、G7メンバー間の共同プラットフォームの設置方法に関する報告書を提出します。

 このプラットフォームによって以下の事項が可能になる見込みです。

  • G7諸国間でプライマリ・ヘルスケアに関する知見と専門知識の共有を拡大
  • G7諸国と特にG5サヘル諸国をはじめとする低中所得諸国との間で、プライマリ・ヘルスケアに関する対話を強化
  • 市民社会(研究者、専門家、患者、NGO、民間セクターなど)にも支えられながら、プライマリ・ヘルスケア強化に関するイノベーションを促進
「この声明は、すべての人のための保健医療アクセスのために強化された協力に向けた道筋をつけるものです。私たちは今後数カ月、すべてのアクターの支援を得ながら、健康が国際的な検討課題の極めて重要な優先テーマであり続けるために努力を続けます」
 
アニエス・ビュザン連帯・保健大臣、G7保健大臣会合の閉幕時

次の段階は?

 この声明に盛り込まれたコミットメントは、8月24日から26日まで開催されるG7ビアリッツ・サミットで提示されます。これらは2019年に開催予定のほかの国際会議でも考慮に入れられます。

  • 世界保健総会、5月20日にジュネーヴで開催
  • 国際連合総会、9月18日にニューヨークで開催予定
  • グローバルファンド増資会合、10月10日にリヨンで開催予定
  • G20保健大臣会合、10月19日と20日に岡山で開催予定

最終更新日 08/08/2019

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