G7財務大臣会議:規制された、より公平なグローバル化によって不平等と闘う [fr]

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 現下の経済状況や多国間体制に乱れが生じています。長引く貿易摩擦をはじめ、ブレグジットをめぐる不確実性、一部の地域における成長鈍化、とりわけ途上国で高い水準が続く公的債務と民間債務など、国際金融リスクが山積しています。

 G7財務大臣会議が7月17日(水)と18日(木)、パリ北方のシャンティイで開催されます。

2つの目標

  • 堅固な国際金融システムを維持する
  • より公正で公平なグローバル化を守る
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© Patrick Bagein / Bercy photos

堅固で強靭な国際金融システムを維持する

 このようにリスクが高まる中、グローバル金融ガバナンスをめぐる議論がG7財務大臣会議で行われます。これは国際社会全体にかかわる課題ですが、G7の連携が必要とされるテーマです。

 とりわけサイバー攻撃のリスクに対する連携をはじめ、金融分野のサイバーセキュリティについても進展が望まれています。

規制された、より公正で公平なグローバル化によって不平等と闘う

 今年G20議長国を務める日本の努力に沿ったG7諸国間の協力は、より公正なグローバル化を築くために極めて重要です。フランスはこの集団的な行動を守り続けます。次の4つの目標に共同で取り組むことで、不平等と闘うことができます。

企業に対する課税の公平性を高める

 税は国民連帯のかなめであり、公共サービスの資金調達のために必要な貢献です。しかし一部の企業の租税回避戦略が、この連帯の重荷を残りの国民共同体が背負う事態を招いています。G7議長国フランスは、租税最適化現象とタックスヘイヴンに対する対策を強化する機会となります。G7はG20と経済開発協力開発機構(OECD)により進められる作業が、可及的速やかに国際的なコンセンサスに至るため、強力な推進力を与える役割を果たします。

より広く責任が共有された国際資金調達のルール

 グローバル化に対する批判は、とりわけ企業間や国家間の競争が万人によって共有されたルールに基づいていないことに関係しています。このことは市場アクセスにおける格差を生み、最も厳格な基準に従う国の競争力に悪影響を及ぼしています。G7議長国フランスは、このアクター間の格差を是正するため、とりわけ対外投資、輸出信用政策、持続可能性、さらに貧困国に提供された資金に特に重点を置いた、外部資金の透明性などのテーマを中心に取り組みます。こうしたルールは、融資アクター間または保証アクター間の競争に枠をはめるためにも、過剰債務に直面して脆弱化した融資対象国のためにも必要です。

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デジタル転換に合わせた競争規制

 不平等との闘いは、企業間競争がデータ経済の特性によってゆがめられるリスクを未然に防ぐことでもあります。一部のデジタル・プラットフォーマーがあまりに大量のデータを蓄積することで、例えば支配的地位や参入障壁に関する問題が生じています。

G7諸国で不平等を縮小する手段を再検討する

 G7議長国フランスは、G7諸国の不平等縮小に貢献するため、不平等のより効果的な縮小に向けたフォローアップの改善に取り組みます。例えばジェンダー平等、さらに報酬間公平性や機会均等性(教育、職業教育、移動、地域間平等など)、社会的セーフティネット(再分配)などを促進するための給与の透明性が挙げられます。

最終更新日 16/07/2019

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