フランスで過去に開催されたG7サミット [fr]

JPEG

 フランスでG7サミットが開催されるのは、今回が初めてではありません。そもそも44年前にフランスの提唱で、第1回サミットが開催されたのです。

1975年:第1次石油ショックに直面して

 世界中の市民が1975年、第1次石油危機の影響を受けていました。フランスのヴァレリー・ジスカール・デスタン大統領は効果的に行動するため、後にG7メンバーとなる国々をフランスのランブイエに集めました。特筆すべきことは、最貧国に対するメンバー国の責任感が、すでにこのサミットで発表された宣言に表れていたことです。これは今日でもなおG7の意義であり続けています。というのも、今年の使命は不平等と闘うことだからです。

JPEG - 102.6 kb
© Présidence de la République / Archives nationales

1982年:開発途上国に対する支援

 7年後、議論の範囲は広がりました。フランソワ・ミッテラン大統領が議長を務めた1982年のヴェルサイユ・サミットのプログラムは、経済、国際貿易、エネルギー問題、新しい情報通信技術、さらにフォークランド紛争やレバノン内戦といった国際政治のテーマに及びました。このサミットで開発援助を強化する必要性をめぐるコンセンサスが生まれ、開発途上国に対する支援が議論の中心になりました。

JPEG - 128.2 kb
© Frédéric de la Mure / Ministère de l’Europe et des Affaires étrangères

1989年:共通の価値観の再確認

 偶然の巡り合わせで、この年は象徴的な年となりました。1989年はフランス革命200周年にあたり、G7メンバーが民主主義、人権および基本的自由の尊重、自由市場、国際法の順守といった共通の価値観の基盤を再確認する機会になりました。開発途上国の債務問題や気候変動が議論の中心になりました。このサミットを受けて、マネーロンダリングとテロ資金供与を防止する金融活動作業部会(FATF)が設立されました。これは国際安全保障に関するG7の極めて重要な成果の一つです。

JPEG - 104.5 kb
© Frédéric de la Mure / Ministère de l’Europe et des Affaires étrangères

1996年:すべての人のためのグローバル化

 リヨン・サミット(1996年)はジャック・シラク大統領が議長を務めました。シラク大統領はサミットをすべての人のためのグローバル化を推進する機会にすることを望みました。その中で、最貧国の債務軽減の原則に関する合意が見いだされました。麻薬および組織犯罪との闘いに連携して取り組むための措置も講じられました。

JPEG - 150.1 kb
© Frédéric de la Mure / Ministère de l’Europe et des Affaires étrangères

2003年:環境とアフリカ諸国への開放

 エヴィアン・サミット(2003年)では、サミットへの招待国が初めてアフリカ諸国に拡大されました。南アフリカ、アルジェリア、エジプト、ナイジェリア、モロッコ、セネガルが議論に参加するために招待されました。環境問題も議論の重要な部分を占め、アフリカにおける水、保健、飢餓に関する行動計画の策定につながりました。オゾン層の破壊も懸案の中心でした。

JPEG - 145.6 kb
© Frédéric de la Mure / Ministère de l’Europe et des Affaires étrangères

2011年:民主主義のための闘い

 ニコラ・サルコジ大統領が議長を務めたドーヴィル・サミット(2011年)は、アラブの春の始まりから数カ月後に開催されました。アラブの春が議論の主な争点となり、ドーヴィル・パートナーシップの立ち上げにつながりました。地域諸国の民主化のため、経済支援強化と700億ドルの資金動員が決定されました。

JPEG - 149.5 kb
© Frédéric de la Mure / Ministère de l’Europe et des Affaires étrangères

 G7は1975年から2019年まで、44年に及ぶ対話と意思決定を通して、世界中の市民の日常生活を変え、歴史を築いてきました。今日、話し合うことや手を携えて取り組むことさえも、不平等により分断された世界において問題視されています。われわれの目標は、ありのままの世界の現実と正面から向き合い、それに対して実践的に対応することです。

最終更新日 09/07/2019

このページのトップへ戻る