シリア・トルコ情勢 [fr]

 フランスのヨーロッパ・外務省報道官は10月14日、シリア・トルコ情勢に関する記者の質問に答えました。

記者:シリアのクルド人勢力はトルコの攻撃に対抗するため、シリア政府に援助を求めました。アメリカはこの地域から兵士1,000人を撤退させます。フランスは現地の「文民・軍事」プレゼンスについて、何をしようとしていますか?ドクトリンを変更し、ダーイシュ(「イスラム国」)の外国人戦闘員やジハーディストの家族の中のフランス国籍保有者を帰国させるのでしょうか?

報道官:国防・国家安全保障会議の会合後に発表された以下の声明を参照してください。

 「エマニュエル・マクロン大統領は10月13日、シリア北東部情勢の現状を総括するため、国防・国家安全保障会議を招集しました。

 マクロン大統領はトルコによって開始された一方的な攻撃が、深刻な人道的結末、地域におけるダーイシュの再出現、シリア北東部の持続的な不安定化をもたらす危険性をはらむことを強調しました。フランスはこの攻撃を最も強い言葉で非難します。

 以下の決定が承認されました。

  • フランスは進行中のトルコの攻撃を即時停止させるため、対ダーイシュ有志連合のパートナーと緊密に連携しながら、ヨーロッパ連合(EU)、北大西洋条約機構(NATO)、国連安全保障理事会の枠組みを通じて外交努力を強める
  • 対ダーイシュ国際有志連合または人道支援の理由でこの地域にいるフランスの軍人と文民の安全を確保するための措置を数時間内に講じる
  • シリア北東部の住民のニーズに対処するため、緊急人道支援プログラムを実施する

 絶対的な優先課題は、地域におけるダーイシュの再出現を阻止することでなければなりません。捕虜となったダーイシュのテロリストがトルコの攻撃に乗じて脱走する危険性は十分に考慮されています。こうした状況を踏まえ、国土の安全保障を強化するための措置も採択されました」

記者:エマニュエル・マクロン大統領はトルコの攻撃を停止させるため、フランスが外交活動を強めることを発表しました。反ダーイシュ国際有志連合は会合をいつ開くのでしょうか?武器引き渡し停止のほかに、どのような対トルコ制裁が検討されているのでしょうか?

報道官:フランスはパートナーと連携しながら外交努力を強めます。

 ジャン=イヴ・ル・ドリアン・ヨーロッパ・外務大臣は本日(14日)、ルクセンブルクでEU外務理事会に出席します。

 ル・ドリアン大臣が今朝、指摘したように「今回の理事会は極めて深刻な状況の中で開かれます。状況が深刻であるというのも、トルコの攻撃はダーイシュを再び出現させる恐れ、さまざまな形でダーイシュの再出現を引き起こす恐れがあるからです。それはすでに始まってさえいます。ラッカとカミシュリでテロがあったからです。これは極めて深刻です。今日脅威にさらされているシリア民主軍は、われわれと同盟関係にあり、ダーイシュとの戦いの当初から同盟関係にあったからです。これは極めて深刻です。この攻撃はまさに人道的災害をもたらすからです。すでに難民・避難民13万人が激しい不安に陥っています。これに対し、フランスは今回の会合に複数のことを期待します。何よりもまずトルコの攻撃を非難すること、この攻撃の停止を厳しく要求すること。とりわけ対トルコ武器輸出に関して断固とした立場をとること。そして特に、われわれは今回の会合が、アメリカが対ダーイシュ国際有志連合の会合を率先して開くようにするための好機になることを望んでいます。われわれは2014年にアメリカのリーダーシップのもとで、多くのヨーロッパ諸国を含む約30カ国の参加国とともに、ダーイシュと戦い始めました。今は新情勢を見極めるために集まることが重要です。フランスにとって、主な敵は依然としてダーイシュだからです」

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最終更新日 17/10/2019

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