東電EP、エナジープールジャパンに出資 [fr]

 東京電力エナジーパートナー(東電EP)からエナジープールジャパンへの出資に関する文書の署名式が2019年12月10日、都内のフランス大使公邸で行われました。今回の出資に関する文書の締結は、お互いの専門性とノウハウを活用することが、両社にとって有益であるという日本の大手グループとフランスの中小企業の共通認識を示すものです。

エナジープールフランスのオリヴィエ・ボー社長(左)と東京電力エナジーパートナーの秋本展秀社長
エナジープールフランスのオリヴィエ・ボー社長(左)と東京電力エナジーパートナーの秋本展秀社長

 
 気候変動に対する緩和策と適応策のためにエネルギー移行が必要とされる中、電力需給を調整したり、ますます発電割合が増える再生可能エネルギーを電力系統に統合しやすくする革新的な電力系統管理ソリューションがこれまで以上に求められています。

 フランスの中小企業であるエナジープールは、電力系統の柔軟性向上を専門とする世界的リーダー企業です。同社は送電網管理事業者やエネルギー事業者に需給バランス調整サービスを提供しています。同社のソリューションによって、電力系統の容量を管理することができます。例えば、消費者の需要調整(デマンドレスポンス、ピークカット)、分散型発電、蓄電池の管理などが挙げられます。さらに第2次産業や第3次産業の事業者を対象としたエネルギー管理も担います。

 エナジープールジャパンは2016年以来、国内最大の電力会社である東京電力ホールディング(東電HD)と緊密なパートナーシップを維持しています。東電HDがカバーする首都圏エリアは、全国の電力消費量の3分の1近くを占めます。これはイタリア全土の消費量に匹敵します。

 両社は協力して、温室効果ガス排出量の削減に貢献すため、電気・ガスのスマートな管理および柔軟で最適な使用に関するサービスの供給をめざします。この協力はフランスと日本の官民アクターがエネルギー移行に向けて交流し、より緊密に協力し合えることを示す好事例です。

 アニエス・パニエ=リュナシェ経済・財務副大臣は2018年11月、東電の代表者が同席する中、エナジープールジャパンを視察しました。これは日本のアクターと緊密に協力しながら、持続可能な未来に向けた革新的なエネルギーソリューションを継続的に支援するフランス政府の姿勢の表れです。

 フランスはこうしたスマートなソリューションの発展に力を注いでいます。この方針は日本とも共有しています。その一例として、フランスの環境連帯移行大臣と日本の経済産業大臣が署名した「エネルギー移行に関するイノベーションのための協力覚書」の交換式が2019年6月末に東京で、エマニュエル・マクロン大統領と安倍晋三総理大臣による日仏首脳会談で行われました。この覚書はとりわけ新しいエネルギーシステム産業をテーマにした日本の経済産業省とフランス経済・財務省との間のワーキンググループをはじめ、低炭素社会のために成果を挙げている既存の日仏交流の仕組みを補完するものです。エナジープールジャパンと東電EPは2019年6月、このワーキンググループの会合に出席し、両社の実り多いパートナーシップの進捗状況を発表しました。

最終更新日 16/01/2020

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