マクロン大統領、自閉症者の外出制限を緩和 [fr]
新型コロナウイルス感染症(Covid-19)対策で自宅にとどまることは、自閉症とともに生きる人たちにとって試練です。そこでエマニュエル・マクロン大統領は4月2日、世界自閉症啓発デーに合わせ、自閉症の人と付き添い人を対象に外出制限を緩和することを発表しました。
マクロン大統領が自閉症の人たちに送ったメッセージ(フランス語)
メッセージの一部抜粋(日本語)
2020年4月2日-訳文
今日は4月2日、われわれはブルーリボンをつけ、私は皆さんのことを思っています。
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私は皆さんが望んでいることは一つだけだということを知っています。それは以前の生活を返してほしいということです。[・・・]
皆さんの中には、自宅に閉じこもっていることが試練である人もいます。私はそのことを知っています。皆さんを極度に不安定な状態にし、不安を高め、その不安を抑えることができず、皆さんにとっても、近しい人にとっても耐え難いことを知っています。そこで私は皆さんに極めて大きな仕事がなされたことを申し上げたいと思います、皆さんに一つ朗報があります。皆さんのために特別に作られた証明書を持てば、今よりも外出できる機会が増えます。外出するには、すれ違う人と十分な距離を保ち、いわゆる感染予防行動を守って、すなわち少なくとも1メートル半の距離を保ち、消毒用アルコールジェルで定期的に手を洗い、1人あるいは付き添いの人とだけで、それ以上の人数で集まったりしないようにしなければなりません。[・・・]
私はいわゆる介護者と呼ばれる人たち、ご家族の方々、近親者の方々、皆さんを支援する団体の方々にも思いを寄せています。[・・・]
こうしたすべての変化は一時的なものにすぎません。皆さんは以前の生活を取り戻すことができます、お約束します。そうできるのは、ウイルスという見えない敵が打ち勝つことのできない敵ではないからです、われわれが全員一丸となって協力し、貢献し、ウイルスを打ち負かすに至るからです、その努力を今、私は皆さんにお願いしているのです。皆さんが以前の生活を取り戻せることをお約束するとともに、いつになるかについては皆さんに改めて申し上げます。
強く勇敢であってください、皆さんのことをとても強く思っています。[・・・]