「世界水の日」、水でつながるフランスと大野市 [fr]

 世界水の日に際し、福井県大野市とフランスの複数の地方自治体が2016年以降、低炭素社会と環境保全のための日仏交流の一環として結んだパートナーシップについて振り返ります。

 水にまつわる長い歴史を持つ大野市は2017年、在日フランス大使館にフランスの都市とパートナーシップを結ぶ意向を表明しました。同市は数カ月後、フランス環境連帯移行省の協力を得て訪仏し、エロー=メディテラネ都市圏共同体、オルレアン市、ヴォルヴィック市、ペリュサン市などの自治体やローヌ=メディテラネ=コルス水管理局の代表者と面会しました。

 この視察をきっかけに、日本政府のJETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)で大野市の国際交流員として働いていた若いフランス人女性、マチルド・クロワ氏の協力を得ながら、複数の具体的な活動が進められました。大野市とエロー=メディテラネ都市圏共同体は2018年初め、水・衛生分野の協力に関する覚書に署名しました。ヴェオリア・ジャパンは同年、大野市が取り組む「水への恩返しCarrying Water Project(キャリングウォータープロジェクト)」に資金提供を行いました。

 大野市は学校間交流や教育交流も発展させました。同市の中学生がヴォルヴィック市の中学生と文通を行う一方、大野市が東京国際フランス学園の初等科クラスで出張授業を行い、最近では大野市、オルレアン市、アフリカ・ベナンのパラクー市の生徒が共同でボードゲームを制作しました。

 これらのイニシアティブはフランス大使館の支援を受けています。というのも、日本の環境省とフランスのエコロジー・持続可能開発・エネルギー省が2015年に署名した「環境に優しい低炭素社会」に関する協力覚書の趣旨に沿うものだからです。この協定に基づいて両省は年次会合を開催し、その中で水質汚染、廃棄物管理、脱炭素化政策といった重要課題を取り上げています。2020年は国際自然保護連合(IUCN)世界自然保護会議が6月にマルセイユ市で開催されることから [1]、特に生物多様性に重点が置かれる見通しです。

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[1新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、2021年1月に延期されました。

最終更新日 08/05/2020

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