ソルボンヌ大学でサミュエル・パティ氏の国民追悼式 [fr]

 エマニュエル・マクロン大統領は10月21日、フランス大学教育の歴史的な場所であるソルボンヌ大学中庭で、残虐なテロ行為の犠牲となったサミュエル・パティ教師の国民追悼式を行いました。

サミュエル・パティ氏国民追悼式

マクロン大統領式辞の抜粋

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 それでは、なぜサミュエルは殺されたのでしょうか? なぜ? 金曜日の夜、私は最初、予測不能な狂気、常軌を逸した身勝手さかと思いました。いわれないテロの犠牲者がまた1人増えたのかと。しかしよく考えてみれば、彼はイスラム過激派の主要な標的ではなく、教えることしかしていませんでした。過激派たちが利用する宗教の敵ではなく、コーランを読んだことがあり、自分の生徒を彼らの信仰にかかわらず尊重し、イスラム文明に関心を持っていました。

 そうではなく、まったく反対に、サミュエル・パティはまさにそうしたすべてのために殺されたのです。彼が体現した共和国は日々教室でよみがえり、自由は伝えられ、学校に息づいています。

 サミュエル・パティが殺されたのは、イスラム過激派たちが私たちの未来を奪おうとしているからであり、彼らはサミュエルのような静かな英雄がいては、決してそれを手にできないことを知っていたからです。彼らは信者を無宗教者から引き離しています。

 サミュエル・パティは市民しか知りませんでした。彼らは無知を糧にしています。彼は知識を信じていました。彼らは他者への憎悪を募らせています。彼は絶えず他者の顔を見ようとし、他性の豊かさを見いだそうとしました。

 サミュエル・パティは愚かさの不吉な陰謀、虚言、作為的な混同、他者への憎悪、私たちの根源的かつ実存的なあり方への憎悪の犠牲になったのです。

 サミュエル・パティは金曜日、共和国の顔になりました、テロリストを打ち砕き、イスラム過激派を抑制し、私たちの国で自由な市民の共同体として生きるという私たちの意思を表す顔、理解し、学び、自由であることを教え続ける私たちの決意を表す顔になりました。というのも私たちは続けていくからです、先生。

 私たちは先生がとてもよく教えられた自由を守ります、私たちはライシテを高く掲げます。たとえ他の人たちが二の足を踏もうとも、私たちはカリカチュアやデッサンをあきらめたりしません。私たちは共和国が一切の差別なくすべての若者に与えるべきすべての機会を提供します。

 私たちは続けていきます、先生。フランスのすべての教師、教授とともに、私たちは歴史を、その栄光と苦難を教えます。私たちは文学を、音楽を、魂と精神のすべての作品を紹介します。私たちは議論を、理性的な議論を、丁寧な説得を全力で愛します。私たちは学問とその論争を愛します。あなたのように、私たちは寛容さを養います。あなたのように、私たちは休みなく理解しようと、人が私たちから遠ざけようとするものをより一層理解しようと努めます。私たちはユーモアを、距離感を学びます。私たちは憎悪と暴力の終焉によってのみ、他者の尊重によってのみ、私たちの自由が成立することを思い起こさせます。

 私たちは続けていきます、先生。あなたが育てた何百人という若者たちは生涯を通じて、あなたが彼らに教えた批判精神を発揮するでしょう。おそらく彼らの何人かは教師になるでしょう。今度は彼らが若い市民を育てるでしょう。今度は彼らが、共和国を好きになるようにするでしょう。止まることのない時間の連鎖の中で、彼らが私たちの国や価値観、ヨーロッパを理解させるでしょう。

 私たちは続けていきます、そうです、この自由と理性のための闘いを続けます。あなたが今ではこの闘いの顔です。なぜなら私たちはあなたに対し、そうする義務があるからです、私たちは自らに対し、そうする義務があるからです、フランスでは、先生、決して啓蒙の光が消えることはないからです。[…]

故サミュエル・パティ氏

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写真で見る国民追悼式

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サミュエル・パティ氏追悼式におけるエマニュエル・マクロン大統領の式辞全文(フランス語)
(PDF - 239.6 kb)

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最終更新日 29/10/2020

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