ベラルーシ、フランス大使が出国 [fr]
フランスのヨーロッパ・外務省は10月17日、駐ベラルーシ・フランス大使の出国に関する声明を発表しました。
駐ベラルーシ・フランス大使のニコラ・ド・ラコスト氏は2021年10月17日、ベラルーシを出国しました。今般の出国は、大使が信任状をルカシェンコ氏に提出しなかったことを理由に、2020年8月31日に交付されたアグレマンに終止符を打つというベラルーシ当局の一方的な決定を受けたものです。
2020年8月の大統領選挙結果の正当性を認めないというヨーロッパの共通の立場に基づいて、フランス大使は確かに信任状をルカシェンコ氏に提出しませんでした。信任状の写しは、外交ルールに則って、ベラルーシの外務大臣に提出されました。
ベラルーシ当局による今般の不当な決定は、ミンスク(ベラルーシの首都)にある我々の在外公館の活動手段を削減した複数の非建設的な決定に続いて下されたものです。したがってフランスのベラルーシ外交使節団に対し、相応の措置がフランス当局によって講じられ、そのことがベラルーシ当局に知らされました。
ニコラ・ド・ラコスト氏は10月18日より、ミンスクにおける同氏の活動が在ベラルーシ・フランス大使館によって継続されるのと並行して、ベラルーシ担当特使の任務を遂行します。フランスは2020年8月以降行ってきたように、ヨーロッパ連合(EU)のパートナーと緊密に連携し、EUのパートナーと決めた立場との整合性を確保しながら、ベラルーシが経験している危機に対する恒久的な政治的解決を支持し、ベラルーシ国民の側に立ち続けます。