「グリーン大使館」、在日フランス大使館の環境配慮への取り組み [fr]

 在日フランス大使館は「グリーン大使館」プロジェクトの一環として、日本にあるフランス公館(総面積1万7,000m²以上)の炭素評価を実施しました。今回の好結果を踏まえて、当大使館は温室効果ガス(GHG)排出量削減に向けた努力を続けます。

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在日フランス大使館
© Kawasumi Kobayashi Kenji Photograph Office Co.,Ltd

 国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)の開催に合わせて2015年に始まった「グリーン大使館」プロジェクトは、ヨーロッパ・外務省によって在外フランス公館で進められている環境フットプリント削減に向けた漸進的な取り組みです。プロジェクト開始以来、80を超える在外フランス公館が「グリーン大使館」行動計画をパリに提出しました。

 在日フランス大使館も遅れを取っていません。

 当大使館では行動指針を刷新するため、全スタッフを対象にアンケートを実施し、広く意見や提案を収集しました。これを踏まえて、複数の措置が策定されました。

 中でも挙げられるのが、在日フランス公館の主要7施設(フランス大使館、フランス大使公邸、職員住宅、ヴィラ九条山、中禅寺別荘、アンスティチュ・フランセ東京、アンスティチュ・フランセ関西-京都)の炭素評価の実施です。

 炭素評価とは、評価対象建物のGHG総排出量を算定するためのツールです。在日フランス公館のGHG排出量は年間51kg-CO2e/m²です。炭素評価を実施したアジア太平洋地域の在外フランス公館の中で、日本は単位面積当たり最も排出量が少ない5カ国(ほかにオーストラリア、韓国、フィリピン、ベトナム)に入ります。とはいえ、まだ進歩の余地があります。というのも排出量は2019年から2021年までに17%減少しましたが、これは新型コロナウイルス感染症の流行でアンスティチュ・フランセの施設運営に一部影響が出たことも要因の一つだからです。在日フランス大使館は「グリーン大使館」プロジェクトの一環として、とりわけ空調設備や照明設備の使用状況の厳格な監視を通して、環境に配慮した施設運営を推進する方針です。照明設備のLED化も徐々に進めていきます。

 フランス大使館はこれらの措置と並行して、環境保全にも取り組んでいるほか、グリーン調達を可能な限り進めています。

 特に無駄を減らすことに関しては、建物の全使用水量の17%に当たるトイレの洗浄水や屋上緑化の散水に雨水を利用し、水道水を節約しています。ごみの分別にも力を入れ、清掃業者が東京都のリサイクル規範(フランスよりはるかに厳しい)を厳守しているほか、職員向けにごみ分別一覧表が館内に掲示されています。

 当大使館の庭園で生物多様性を保全するため、地元の養蜂家の協力を得て、ミツバチの巣箱2個が今年、実験的に設置されました。副産物として20キロ近いはちみつが収穫できました。

 在日フランス大使館は職場だけでなく、私生活にも環境に優しい行動を取り入れるように、スタッフの意識喚起にも努めています。今年開催したワークショップには約30人が参加しました。

 在日フランス大使館は、よりグリーンなフランス外交使節団に向けて引き続き尽力するため、今後も各施設に環境配慮措置を導入していきます。

最終更新日 15/08/2022

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