池田理代子氏がレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章 [fr]

劇画家・声楽家の池田理代子氏が3月11日、フランス大使公邸で行われた叙勲式で、レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエに叙されました。

池田氏は20歳で劇画家としてデビュー。1970年代に少女漫画界に新風を巻き起こした「24年組」の一人として頭角を現しました。そして1972年に『週刊マーガレット』で連載を開始した『ベルサイユのばら』が空前のヒットとなり、人気作家として不動の地位を築きました。1974年に宝塚歌劇団が舞台化して大成功を収めて以来再演を繰り返し、2006年に通算上演回数1500回、通算観客動員数400万人を記録、宝塚史上最大のヒット作となりました。1978年にはフランスのジャック・ドゥミ監督が映画化し、ヴェルサイユ宮殿での撮影も大きな話題を呼びました。テレビアニメも1979-80年に放映されました。

フランスでは『レディ・オスカー』として知られる『ベルサイユのばら』が、日仏文化交流の発展に果たした役割は計り知れません。大きな社会現象になったこの漫画を読んで、フランス革命などのフランス史に夢中となり、ヴェルサイユ宮殿にあこがれ、フランス語を学び始めたり、フランスの料理や文化遺産にも興味を持つようになった人がどれほどいたことでしょうか。池田氏はこのほかにも、『クローディーヌ…!』や『栄光のナポレオン-エロイカ』など、フランスを舞台とした作品を発表しています。

池田氏は1995年に音楽の道に進むべく東京音楽大学声楽科に入学、99年に卒業しました。現在はソプラノ歌手としてオペラ、ミュージカル、コンサートなどで活躍しています。2005年にはマリー・アントワネット生誕250周年を記念して、マリー・アントワネットが書いた12の歌曲を収めたCD『ヴェルサイユの調べ』を発表しました。

最終更新日 17/01/2019

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