日本製鋼所の永田昌久会長がレジオン・ドヌール勲章を受章 [fr]

 日本製鋼所の永田昌久会長が11月13日、フランス大使公邸で行われた叙勲式で、レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエに叙されました。

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日本製鋼所の永田昌久会長 © JSW
 フランス大使館は、本ホームページで永田昌久会長の叙勲をご報告したばかりの12月2日に急逝の悲報に接しました。日本は専門知識、高いマネジメント能力、思い切った戦略を進めるために必要なビジョンを併せ持った大実業家を失いました。故永田会長が経営の指揮を執っていた日本製鋼所は、原子力炉用大型部材の世界トップメーカーになりました。フランスも友人を失いました。故会長は日本製鋼所とAREVA社の関係発展に尽力され、日本製鋼所はフランスの原子力産業最大手AREVAの信頼できる貴重なパートナーとなりました。
 駐日フランス大使は大使館とフランス政府を代表して、故人の奥様に衷心よりお悔やみを伝えました。

 永田氏は日本製鋼所に入社後、原子力部門で仕事を始め、その後、原子力品質保証部長に就任しました。永田氏は大型鍛鋼という専門分野において先端を行く専門家・技術者でありながら、完璧な英語力や何度にもわたる海外滞在や出張(ドイツ、米国、シンガポールなど)が示すように、海外に対し開かれた視野と、世界や文化に対する好奇心をも兼ね備えた、現代的な企業経営者像を体現しています。永田氏のもとで日本製鋼所は大型鍛鋼品のトップメーカーの地位を築きました。

 日本製鋼所内で重要な役職を歴任後、代表取締役社長に就任した永田氏は、2003年に世界最大規模の鉄鋼部材の製造能力を備えるべく、設備投資を決断しました。永田社長のリーダーシップのもと、年を追うごとに日本製鋼所は大型鍛鋼部材の生産能力を維持するのみならず、原子力発電所の主要機器に要求される高い品質を備えた製品を製造するようになりました。日本製鋼所は今日、これらのサービスを提供できる世界で唯一の企業です。最新世代の原子炉の大型化・複雑化や、それにともなう品質への要求に応えるためにも、日本製鋼所のノウハウは必要不可欠です。

 永田社長はちゅうちょせず、自社の能力とノウハウを日本の原子力計画拡大支援だけでなく、新規原子炉の建設、運転中の炉の重機器の取替えなど世界の原子力の需要への対応のために活用しようとしました。そこで永田氏はAREVAとの間に培われた信頼と協力の強い関係を、さらに発展させました。日本製鋼所の室蘭製作所が誇る生産能力、製造品質、納期順守は、EDF(フランス電力)にとって、高い安全性のもとで、原子力発電所を不要に長く停止させることなく、原子炉の延命を可能にし、AREVAにEPR(欧州加圧軽水炉)や取替え用機器の欧州・世界市場への提供を可能にさせる決定的条件となっています。日本製鋼所で生産される大多数の製品は、次の製造工程のため、AREVAサン=マルセル/シャロン工場に輸送されます。

 こうした永田会長とフランスの原子力部門責任者の間に築かれた信頼関係は、日本製鋼所が2007年に室蘭製作所の原子力用生産能力拡大を決定する際にも大きな役割を果たしました。この決定は永田氏がフランスならびに世界の原子力開発のために果たした最も最近の業績であり、これにより日仏産業パートナーシップの成功例であるAREVAと日本製鋼所の関係は、21世紀も末永く続くことでしょう。


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最終更新日 17/01/2019

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