フランコフォニー [fr]
概要
フランコフォニーは、民主主義や人権などの普遍的な思想とフランス語を分かち合う、世界中のあらゆる文化圏に属する国・地域の総体です。1967年に生まれた国際フランコフォニー機構(OIF)は現在、57の加盟国と20のオブザーバーを数え、約2億人がフランス語によって繋がっています。
2年ごとにフランス語圏サミットが行われ、OIF加盟国首脳会議において次のことを目的とする政策と行動が取り決められます。すなわち、
- フランス語の振興と文化的・言語的多様性の振興
- 平和、民主主義、人権の振興
- 教育と研究の支援
- 持続的発展に繋がる協力の発展
フランコフォニー関連機関
フランス語圏の国同士の多国間協力を推進します。
85カ国の710の高等教育・研究機関を擁し、年間2000件の奨学金を出しながら学生、教師、研究者の交流プログラムを提供しています。
この国際テレビチャンネルはフランス語の番組を放送し、インターネットではフランス語圏の文化を発見しながらフランス語の学習が行えるサービスを提供しています。
日本フランコフォニー振興会議は、日本においてフランコフォニーを振興し、フランス語の使用を推奨するために設立されました。フランス大使館、フランス語圏の公的機関(大使館、領事館、代表事務所など)、日本の関連団体など、日本でフランス語にかかわりのある機関で構成されます。
国際フランス語教授連合は世界各国の教師7万人以上が加盟する連合で、フランス語、フランス語圏文化普及への貢献を目的としています。世界大会、国際シンポジウムを開催し、フランス語教育やフランス語普及に携わる関係者が一堂に会します。
国際フランコフォニーの日
毎年3月20日、フランス語圏各国で「国際フランコフォニーの日」が祝われます。国際フランコフォニー機構の加盟70国にとって、フランス語というお互いの共通点を称えるとともに、それぞれの文化的多様性を表現する機会となっています。日本ではフランス大使館がフランス文化ネットワークの施設や、地域のパートナー、それにフランス語圏の代表団と協力して、展覧会、コンサート、講演会、映画、ゲーム、そしてもちろん食を通じて、フランス語やフランスの文化を広く紹介します。