デザイナーの芦田淳氏が芸術文化勲章を受章 [fr]

 日本を代表するファッションデザイナーの芦田淳氏が10月13日、フィリップ・フォール駐日フランス大使より芸術文化勲章オフィシエを授与されました。

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デザイナーの芦田淳氏(左)とフィリップ・フォール駐日フランス大使

 京都の旧家に生まれた芦田氏は、12歳足らずで2人の姪のためにモデルを描くなど、すでに将来の片鱗を見せていました。1950年代に活躍中だった服飾美術家の中原淳一に師事、仕事場では銀幕の大スターたちと触れ合う機会に恵まれました。23歳にデザイナーとして独立を決意。1960年に高島屋の顧問デザイナーに就任しました。

 1963年、33歳のときに初めてフランスに渡り、1977年にパリ事務所を開設、パリでプレタポルテ・コレクションを開催しました。そして1989年にはフォーブール・サン=トノレ通りにブティック「アシダパリ」をオープンしました。

 パリで活躍する日本人デザイナーの草分けとして、日仏ファッションデザイン界の関係を大きく発展させました。クリスチャン・ラクロワ氏が10年間、芦田氏のアシスタントとして腕をみがいたのもその好例です。以来、2人は固い友情で結ばれ、次女の芦田多恵氏が今度はラクロワ氏の下で研修を受けるなど交流が続いています。

 芦田淳氏が生み出すデザインはエレガントそのもの。浩宮さまの洋服の仕立てを依頼されたのがきっかけとなり、美智子妃殿下(現皇后)の専任デザイナーとなりました。日本の首相夫人が公式の場で着用する洋服やドレスにも、ジュン・アシダが選ばれました。その時代を超えた、洗練されたスタイルは、フランスをはじめとする多くの外国のファーストレディーの目にも留まっています。

最終更新日 17/01/2019

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