北朝鮮による違法な洋上での物資の積み替え、フランスが警戒監視活動に貢献 [fr]
フランスは北朝鮮による制裁回避行為の警戒監視活動に対する貢献の一環として、普天間航空基地から哨戒機1機を展開します。
北朝鮮は2006年以降、同国が1985年に署名した核兵器不拡散条約(NPT)と複数の国連安全保障理事会決議に違反して、6回の核実験を実施しました。さらに大規模な弾道ミサイル計画も続行しています。これらの大量破壊兵器計画の進展は、それ自体が国際的な不拡散体制や国連安保理諸決議に違反します。ひいては国際安全保障全体を脆弱化させます。
フランスは今後数週間にわたり、北朝鮮による制裁回避行為の警戒監視活動の一環として、哨戒機ファルコンF200「ガルディアン」を展開します。この積極的関与は日本を含むパートナーと連携しながら、国際法を順守させるというフランスの意思の表れです。これはインド太平洋地域の安全保障に資する我々の行動の一側面です。
フランスは今般の展開に際し、国連軍司令部から支援を受けるとともに、1954年に日本とフランスを含む国連軍の間で結ばれた国連軍地位協定に依拠します。
哨戒機は仏領ポリネシア駐屯軍(FAPF)によってタヒチから派遣されます。このようにフランスは世界中に独自の事前配置部隊ネットワークを擁します。これらの部隊は国益の確保に貢献するほか、戦略的安定を維持し、われわれのパートナーとともに、共通領域への自由なアクセスの確保に寄与します。