フランスの祝祭・伝統
公現祭
L’Épiphanie
公現祭は1月6日または1月2日から8日の間の主日(日曜日)に、すべてのキリスト教会で行われる祝祭です。フランス語の「épiphanie」の語源はギリシャ語の出現を意味する「epiphaneia」で、東方からイエスを礼拝するためにベツレヘムを訪れた三博士へのイエスの「顕現」を祝います。⇒ 詳細
聖燭祭
Chandeleur
聖燭祭(ろうそく祝別の日)は、イエス降誕40日後の神殿奉献を記念するキリスト教の祝日ですが、甘いものやクレープの日でもあります。また、ろうそくの祭りを意味するラテン語の表現「festa candelarum」に由来することから、何よりもまず光の祭典を指します。聖燭祭は毎年2月2日に行われます。⇒ 詳細
謝肉の火曜日
Mardi gras
謝肉の火曜日は多くのフランス人にとって、クレープの祭り、カーニバルの日となりました。とはいえ、この日は今でもキリスト教の伝統と結びついています。謝肉の火曜日は毎年同じ日付ではありません。しかしその名が示す通り、いつも火曜日です。この日は復活祭の日付を基点に、ちょうど47日前と定められています。⇒ 詳細
4月1日
1er avril
4月1日に学友や先生の背中に紙で作った「4月の魚(ポワソン・ダヴリル)」を引っかけたり、自分が引っかけられたりした覚えのない子どもがいるでしょうか? この日はメディアも、うそのニュースをまことしやかに報道する習慣があります。4月1日には魚があちこちに見られ、冗談は数え切れません。いたずらが見つかったら「ポワソン・ダヴリル!」と大きな声で言います。⇒ 詳細
復活祭
Pâques
復活祭の日曜日はキリストの復活の日です。この日は移動祝日で、年によって日付が3月22日から4月25日までの間で変動します。キリスト教の伝統に則って復活祭の月曜日は祝日となり、とりわけ子どもたちは朝になるとすぐに卵をかたどったチョコレートを探して回ります。⇒ 詳細
メーデー
Fête du Travail
フランスでは1947年来、5月1日の労働祭は有給休日です。法定労働を禁止し、減給もありません。伝統的に労働組合のパレードが大都市で行われる一方、スズラン祭りのこの日には、幸運のお守りとしてスズランを1本贈る習慣があります。⇒ 詳細
1945年5月8日戦勝記念日
Victoire du 8 mai 1945
西ヨーロッパでは5月8日は、第2次世界大戦終結記念日です。最初のドイツ降伏文書は1945年5月7日2時41分、フランスのランスで調印されました。戦闘はフランス時間の5月8日23時1分に停止される予定でしたが、フランスに正式に情報が伝達されたのは翌日になってからでした。⇒ 詳細
昇天祭
L’Ascension
復活祭から5週目の木曜日、すなわち復活祭から40日後にあたる昇天祭は、フランスでは休日で、毎年キリスト教徒によってミサが行われます。「昇天祭の連休」は春の最初の大型連休です。フランスの風景が春の再来に彩られる中、夏のバカンスを予感させる休暇です。⇒ 詳細
フェット・ド・ラ・ミュージック
Fête de la Musique
毎年6月21日に開催されるフェット・ド・ラ・ミュージックは、プロ・アマを問わず、すべての参加者に開放される全国規模の無料イベントで高い人気があります。あらゆるジャンルの音楽が都市や村の道路や広場を舞台に、老若男女を問わず幅広い観客層に向けて演奏されます。⇒ 詳細
7月14日の国祭日
Fête nationale - 14 juillet
1789年7月14日のバスティーユ奪取を記念する7月14日の国祭日(ナショナル・デー)は、毎年シャンゼリゼ大通りで、フランス共和国大統領臨席の下、すべての部隊が参加する大規模な軍の分列行進が行われるほか、全国各地で打ち上げ花火やダンスパーティーが催されます。⇒ 詳細
聖母被昇天祭
L’Assomption
カトリックの祝日である聖母マリアの被昇天祭は8月15日に行われます。この祝祭は今日、フランスではクリスマス、昇天祭、諸聖人の日とともに4つのカトリックの祝日に数えられます。夏の8月中旬の聖母被昇天祭の前後を休日にする連休は、家族や休暇仲間に合流するために旅立つ勤労者にとって大型バカンスを思わせる休暇です。⇒ 詳細
諸聖人の日
Toussaint
11月1日の諸聖人の日は、その名が示す通り、カトリック教会が崇める「すべての聖人」を祝福する日です。11月2日の死者の日とは異なります。とはいえ諸聖人の日が休日なので、この日に家族で菊の花を手に先祖の墓参りをする習慣があります。⇒ 詳細
1918年11月11日休戦記念日
Armistice du 11 novembre 1918
1918年11月11日休戦記念日は、ドイツ降伏と第1次世界大戦終結を記念する日です。11月11日は戦没兵士を追悼する日となりました。この大戦中、主にヨーロッパで約1,000万人が死亡し、2,000万人が傷痍者となりました。⇒ 詳細
クリスマス
Noël
クリスマス(フランス語でNoël ノエル)はもともと異教の祭日でしたが、毎年12月25日にイエス・キリストの降誕を祝うキリスト教の祝日となり、今日では世代を超えて家族で過ごす年に一度の楽しい一時となっています。⇒ 詳細
大みそか、元旦
Saint-Sylvestre, Nouvel An
12月31日は1年の最後の日、喜びに満ちた心弾む夜の始まりです。「聖シルウェステルのレヴェイヨン」や「元旦のレヴェイヨン」と呼ばれる宴会は、一般的に友人や家族の間で催され、新年恒例のあいさつ「ボナネ!(新年おめでとう!)」を心待ちにしながら過ごします。⇒ 詳細