1918年11月11日休戦記念日

Armistice du 11 novembre 1918

 1918年11月11日休戦記念日は、ドイツ降伏と第1次世界大戦終結を記念する日です。11月11日は今では戦没兵士を追悼する日となりました。

パリでの式典、ジョルジュ・クレマンソー像前に整列する共和国衛兵隊
パリでの式典、ジョルジュ・クレマンソー像前に整列する共和国衛兵隊
AFP
ドイツと連合国の代表が1918年11月11日、コンピエーニュの森に置かれた食堂車で休戦協定に調印
ドイツと連合国の代表が1918年11月11日、コンピエーニュの森に置かれた食堂車で休戦協定に調印
RMN-Grand Palais / BPK

 
 世界大戦は未曾有の規模と強度に達しました。戦争史上、最多の兵士が戦い、最多の戦死者と物理的破壊がもたらされました。この大戦中、主にヨーロッパで約1,000万人が死亡し、2,000万人が傷痍者となりました。フランスの人口は当時3,960万人でしたが、軍人140万人と一般市民30万人の命が失われたほか、傷痍軍人は426万6,000人を数えました。戦争の恐怖に散々苦しめられた塹壕の戦士たち、「ポワリュ」の呼び名で知られるフランス兵士たちにとって、これは「最後の最後」の戦争になるはずでした。

1920年11月11日、最初の無名戦士追悼式

 フランス共和国はこの日に初めて、第1次世界大戦中に戦死した、おびただしい名もなき英雄「ポワリュ」たちを象徴する無名戦士を追悼しました。

 退役軍人たちは1922年を通じて、国会が11月11日を国民の祝日と宣言するように働きかけ、1922年10月24日付法律によって制定されました。同法は軍事パレードの非開催、半旗の掲揚、戦没者記念碑前で戦没者の氏名読み上げによる戦没者への連帯表明、1分間の黙祷、ラッパの吹奏など、最初の11月11日記念式典全般を規定しています。これらは後に11月11日記念式典の定型となりました。

最終更新日 05/11/2018

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