昇天祭
L’Ascension
- サン=ジュリアン・デュ・マン大聖堂内の主の昇天のステンドグラス。12世紀の作品で、当時の設置場所に現存する世界最古のステンドグラス。イエスの昇天を見上げる使徒と聖母マリアが描かれている
- © Viile du Mans - Gilles Moussé
復活祭から5週目の木曜日、すなわち復活祭から40日後にあたる昇天祭は、フランスでは休日で、毎年キリスト教徒によってミサが行われます。
「昇天祭の連休」は春の最初の大型連休です。フランスの風景が春の再来に彩られる中、夏のバカンスを予感させる休暇です。
キリスト教徒にとって復活祭の延長線上にある祭事
聖金曜日に、イエス・キリストが十字架にかけられます。
続く日曜日の復活祭の日に、イエスは復活します。
復活祭から40日後の昇天の木曜日に、イエスは天に昇ります。
昇天祭(ラテン語の「ascendere」は「~に向かって上る」の意)は、キリスト教の伝統では、復活から40日後、イエスが使徒に最後に姿を現すと同時に、地上の生活から離れることを示します。
昇天祭の連休
昇天祭の木曜日はキリスト教徒によって、光と歓喜の色である白で装飾された荘厳なミサが行われます。一方、金曜日を休日にして4連休とすることでも、よく話題に上ります。